AI vs. 教科書が読めない子どもたち/新井 紀子 22309 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

AI vs. 教科書が読めない子どもたち/新井 紀子 22309

 

★★★★★

3年ぶり2回目。

 

幻想でしかないAIと

それを迎え撃たなければならない、

教科書も読めない子供たちと。

改めて読むとかなり悲観的な本なのだが

あまり暗くならないのは著者新井紀子さんが明るいだからなのかな?

・・・ということもAIは感じないのかぁ。

 

 言語化し数値化し測定し数理モデル化するということは、

 つまり「無理にかたづける」ことなのです。

 かたづける腕力を持つのと同時に、

 そこで豊かさが失われることの痛みを知っている人だけが、

 一流の科学者や、技術者たりうるのだと思います。

 

私が一流だから、では無いけれど

マーケティングや経営戦略を教える際、武道を教える際に

これはよく感じることだ。

分かりやすく他人様に伝えることと、

自分自身で掴み取っている意味、

はトレードオフの関係にある。

いつの日かこの痛みを感じなくならないように。

 

AI vs. 教科書が読めない子どもたち/新井紀子 19084