致知 2022年5月号 挑戦と創造 22114 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

致知 2022年5月号 挑戦と創造 22114

致知 2022年5月号 挑戦と創造

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グロービス経営大学院の卒業生たちで毎月行っている

「グロービス経営大学院 致知の会(木鶏クラブ)」は

ここ数年オンラインで行われてきたが、

主要メンバーの東京企業への転職があり、

思い出せないくらい久しぶりにリアルで集まった。

オンラインの会も実に便利ではあるが、

やはり仲間内での会食は楽しい。

致知という同じものを好きな仲間が集うのはまた格別だ。

 

今回、もっとも沁みたのはここ。

 

 辰巳満次郎
 シテ方宝生流能楽師

 

 ―そうした学びも踏まえて、

 師として一番大事なことは何だとお考えですか。

 

 辰巳 弟子たちに絶対に追い越されないことです。

 いくらぶつかっ ても登れないような

 大きな壁にな って立ちはだかること。

 師がそういう存在であり続けなければ、

 後に続く者のクオリティがどんどん下がってしまうと思うんですよ。

 

武道も経営も絶対追い越せないだろう

師たちを遥か彼方に仰ぎつつも

「いつか絶対に追い付こう。それが師への恩返しだ」

と密かに改めて思いつつ、

後進達へは自ら大きな壁にならねばならぬ、

その為の精進は死ぬまで続けよう

と改めて覚悟を決めさせられる記事だった。