人生の五計―困難な時代を生き抜く「しるべ」/安岡正篤 18169
- 人生の五計―困難な時代を生き抜く「しるべ」/安岡正篤
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★★★★★
8年ぶり。そんなにも読んでいなかったかな?
自分の中の五計を改めて省みる為の
実に良い本で、反省もさせられる。
前から痛み入ってばかりであるが、
「家計」の「父母憲章」がことさら痛い。
一 父母はその子供のおのずからなる
敬愛の的であることを本義とする。
二 家庭は教育の素地である。
子供の正しい徳性とよい習慣を養うことが、
学校に入れる前の大切な問題である。
三 父母はその子供の為に、学校に限らず、
良き師・良き友を択んで、
これに就けることを心掛けねばならならぬ。
四 父母は随時祖宗の祭を行い、子供に永遠の生命に
参ずることを知らせえる心掛けが大切である。
五 父母は物質的・功利的な欲望や成功の話に
過度の関心を示さず、親戚交友の陰口を慎み、
淡々として、専ら平和と勤勉の家風を作らねばならぬ。
六 父母は子供の持つ諸種の能力に注意し、
特にその隠れた特質を発見し、
啓発することに務めねばならぬ。
七 人生万事、喜怒哀楽の中に存する。
父母は常に家庭に在って
最も感情の陶冶を重んぜねばならぬ。
うーむ。まぁまぁかなと思えるものもあれば
全く出来ていないものも多く。
子供よりも父母がより学ばねば。