鉄の骨/池井戸潤 17230
- 鉄の骨/池井戸潤
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十数時間かかるスペインへのフライトの友に、
と成田空港内の本屋さんで購入。
池井戸潤さんの小説なら、
分厚くても最後まで楽しく読めるだろう、と。
期待を外さず、行きのフライトで読破。
全く確認しない「著者買い」だったが、
テーマはあまり遠い業界のものとは言えなかった「談合」。
若かりし頃だと主人公の若者である
富島平太に自分を重ね合わせ、
業界の理不尽さに歯噛みしながらも
流されてしまうところに共感したのだろうけど
今だと業界のドンで「これが最後」と
足掻きながらも談合に手を染めていく
三橋萬造についつい惹き寄せられていく。
他の個性的なわき役たちも「ああ、建設業界にいるいる!」
とつい苦笑いしてしまうキャラばかり。
ああ、これはTVドラマでも見てみたいな、
と思ったら随分前にTV化されていた。
原作とは多少ストーリーが異なるようだけど、
これは見てみたいね。
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