7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 15205 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 15205

7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー
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「お奨めの本を教えて下さい」と言われると、
必ずと言っていいほど挙げる本書。

今回は線を引くのではなく、付箋を貼りながら読む。

 「力を借りることは、弱さを作り出す」。
 まず、力を借りた人が弱くなる。
 なぜなら、物事を成し遂げるために、
 外的な力にいっそう依存するようになるからだ。
 そしてまた、強要された人も弱くなる。
 自主的な判断力や自制の力が育たないからである。
 最後にはお互いの関係も弱くなってしまう。
 協力の代わりに恐怖が生まれ、一方はますます横暴に、
 そして一方はますます防衛的になっていくからだ。


 ここですぐに自分の生活の主導権を取り戻す方法を
 二つ提案したい。
 ひとつは、約束をし、それを守ることである。
 もうひとつは目標を設定し、
 それを達成するために働くことである。



 すべての行動を測るための尺度として、
 人生最後の姿を描き、それを念頭において今日という
 一日を始めることである。
 そうすれば、自分にとって何が本当に大切なのかをベースに、
 今日の行動、明日の行動、来週の行動、来月の行動を
 計画することが出来る。
 このように自分の人生の目的を明確にすることにより、
 毎日の活動が人生全体の目的に対して、
 有意義な形で貢献できるものになるのだ。



 「活動の罠」―日々の生活の忙しさに追われ、
 やっていることそのものに意味があるかどうかを考えないありさま
 ―の中に自分自身を見失い、成功のはしごを昇りつめて頂上に達した時、
 はじめてそのはしごはかけ違いだったと氣がつく人がなんと多いことだろう。
 非常に忙しい毎日を送りながらも、その活動自体が、
 実は自分の最終的な目的とは何ら関係が無いという可能性が大いにあるのだ。


 
 マネジメントは手段に集中しており、
 どうすれば目標を達成できるかと言う質問に答えようとするものである。
 一方、リーダーシップは望む結果を定義しており、
 何を達成したいのかという質問に答えようとするものである。
 ピーター・ドラッカーやウォーレン・ベニスの言葉を借りれば、
 「マネジメントとは物事を正しく行うことであり、
  リーダーシップとは正しい事をすることである」ということだ。



 素早く心から謝ることは、高潔な人格をとても必要とする行為である。
 基礎的な原則や自分の価値観からくる深い内的な安定性がなければ
 誠心誠意をもって謝ることは出来ない。


 その多くの仕事やプロジェクトを進めるよりも、

 そのひとりの人間との関係を修復することの方が、
 より高潔な人格(謙虚さ、勇氣、力)が要求されるということである。


 成熟とは勇氣と思いやりのバランスである。


 まず相手を理解するように努めなさい。
 その後で、自分を理解してもらうようにしなさい。


 「理解してから理解される」ことには、大きなパラダイム変換が必要である。
 話をしているとき、ほとんどの人は、理解しようとして聞いているのではなく、
 答えようとして聞いているのだ。
 話しているが、話す準備をしているか、二つにひとつである。
 聞いている時はすべて、自分のパラダイムというフィルターを通して、
 自分の自叙伝を相手の生活に映し出しているだけである。

 
 仕事のほかに、人知れず行う奉仕活動も大切である。
 この場合、あなたが行っているということを誰も知らないし、
 知る必要もない。
 知ってもらうことが大切なのではなく、
 人の生活に貢献することが大切なのである。
 そのときの動機は、人に自分のことをよく思ってもらうことではなく、
 ほかの人の生活に良い影響を与えることである。


赤線・青線が何度も引かれているものばかりだが、
では「出来ているのか?」と自分に問いかけると全くダメなものばかり。
自分で出来ていないから、という自覚があるから線を引いているのだろうが、
線を引いて自己満足で終わっている自分がいる。
 

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