ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論/立花 隆 10120
- ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論/立花 隆
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- ★★★★☆
何故、本を読むのか。
知識を深める為だとか、
仕事に役立てる為だとか、
人間性を高める為だとか。
いろいろと思いつくけれど、
結局のところは「本が好き」以上の答えは、ない。
本を読むこと自体が目的、である。
一人書に向かうのは何ものにも替えがたい
至福のときだ。
だが、この人を前にすると、
そんな自分が全く普通に思えてしまう(笑)。
立花隆さんのこの読書論には驚愕する。
今回、興味があったのはその勉強法。
どのようにして、あのようにあらゆる分野に
精通することが出来るのだろうか。
それも、おそらく短時間に。
それはもう、真面目に勉強するしかないですよ。
まず最初は本屋に行って、参考図書をドサッと買って、
それをひたすら読んでいくわけです。
<中略>
基本的には勉強に近道なんてありません。
要領のいい勉強というのはあるけど。
やっぱり、そうだよなぁ、と
軽く絶望し、強く納得する。
それにしても、吾ながら可笑しかったのは、
立花隆さんの読書記録について。
きっと数冊は読んでみたい本が見つかるに違いない、
と予想と期待しつつ読み始めたが、
一冊もチェックせず。
なんだか立花隆さんの書評を読んだだけで
満足してしまうのだ(笑)。
卓抜したまとめ力というかコメント力というか。
私のこのブログも、見習わないと(汗)。