戦略の原点/清水 勝彦 09243 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

戦略の原点/清水 勝彦 09243

戦略の原点/清水 勝彦
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★★★★☆

経営の基本中の基本、

経営の「素振り」を目指す本。


細かい知識を覚えるよりも

応用展開の効く「基本の形」を身に付けた方が

後々役に立つよ、と。


経営のプリミティブな問題にも真摯に答えていて、

噛めば噛むほど味が出そう。


 2002年時点の、サウスウエストの課題は何でしょうか?

 北東部に本格進出するかどうか?その通りです。

 しかし、なぜそれが課題になるのか、

 もっと言えば、なぜ成長しなくてはならないのか

 という質問に対して、

 明確に答えられる学生はMBAでも意外に多くいません。


 前述の通り、成長には三つの目的があります。

 投資家のニーズを満たすため、

 顧客のニーズを満たすと同時に規模の拡大を通じて競争力を増すため、

 そして社員に更なる成長の実感と機会を与えるためです。


言われて見れば至極当たり前だが、

「企業の成長を目指す」で私も思考が停止していた。


自社の戦略に迷いが出た時、

「原点」に立ち返って省みるには

いいきっかけになりそうな一冊だ。