観音経入門―もう一人の自分の発見/松原 泰道08365
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★★★★☆
法事のとき、とても印象深い観音経。
何か、温かく心強さを感じる。
お経だけでなく、この本も、温かい。
仏教は苦労人の宗教
という。
別に大した苦労をしているわけではないが、
年を追うごとに、よりその味わい深さが
感じられるようになってきた。
頭で理解する、というものではない。
仏教の本を読むときは、
クリティカル・ロジカルシンキングは封印する。
分析するものではなく、感じるものなのだ。
その仏教をこうしてわかりやすく説こうとする
松原泰道師には全く感服。
きっと言葉では語り尽くせないことは
誰よりも良くご存知なのだが、
止むに止まれぬ思いが
多数の著作に突き動かすのだろう。