フロー体験 喜びの現象学/M. チクセントミハイ 07158 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

フロー体験 喜びの現象学/M. チクセントミハイ 07158

M. チクセントミハイ, Mihaly Csikszentmihalyi, 今村 浩明
フロー体験 喜びの現象学
★★★★★

「組織行動とリーダーシップ」の中村知哉先生の推薦本。


フローとは


 一つの活動に深く没入しているので

 他の何ものも問題とならなくなる状態、

 その経験それ自体が非常に楽しいので、

 純粋にそれをすることのために

 多くの時間や労力を費やすような状態


を指す。

その具体的な事例を前半では多く取り上げているのだが、

武道や仕事、読書等でよくよく感じていることなので


 「ああ、あるある。そういうことあるよね」


と軽い氣持ちで読んでいた。

自分の経験としては日常のことである。


でも途中で、「なぜ中村先生は『組織行動とリーダーシップ』

の参考書に指定したのであろうか?」と、ふと思い立った時、

氣がついた。


きっと中村先生は

「リーダーはその構成員達のために、

『フロー』を経験させられるような

環境を作ることを考えなさい」

と仰りたいのではないだろうか。


そう考えると、とても難しいなぁ。。。

でも部下達が仕事で「フロー」を感じてくれて

自発的にモチベーション高くミッションに取り組んでくれれば、

「最強の組織」になるのは間違いない。


ではリーダーとしては具体的にはどうすべきなのだろう、

ということを考えながら読み続けた。