粉飾の論理/高橋 篤史 07071 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

粉飾の論理/高橋 篤史 07071

高橋 篤史
粉飾の論理
★★★☆☆

ライブドアやメディアリンクス、カネボウを舞台にした

粉飾決算事件のノンフィクション。


アカウンティングのDAY5は「ワールドコム」が主役であり、

その参考図書で読む。


なぜ、経営者達は粉飾決算に走ったのか?

どこまでが単なる利益操作でどこからが粉飾決算なのか?

というあたりを掴みたかったのだが、

その意図とは若干外れていたかも。


「このくらいは良いだろう」というところから始まって、

段々と深みにはまっていく「負のスパイラル」を

まざまざと浮かび上がらせている。

「ちょっとくらい」が命取り、なんて

悪徳消費者金融や麻薬のようなものなのか。


どこが彼らのターニングポイント、だったのだろうか。