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連日、内覧会立会い・ホームインスペクションのお問い合わせ・お申込みが続々と。
東京本部だけでなく、名古屋、大阪、福岡の内覧会などもたくさんで、全国のさくら事務所ホームインスペクターが飛び回っております。
そんな中、週末にご連絡くださった一戸建て内覧会(竣工検査)立会いをご希望の方が、内覧会で建築士に調べてもらいたいと営業担当者に相談したところ、こんな返事が来たとのこと。
『内覧会から引き渡しまでほとんど時間がなく、指摘が出てしまうと引き渡しが遅れて消費税が8%になってしまいますよ』
供給側の立場からすれば、確かに第三者建築士が来るのは心理的にプレッシャーがかかると思いますので、決して悪意でおっしゃったわけではないと思いますが、結果的に契約者の方はかなり心配になってしまったとおっしゃっていました。
確かに、過去には内覧会の時点で構造部材や防火仕様などに問題があり、大がかりな工事を余儀なくされた事例はありますから、営業さんが言うことの全てが間違いではありません。
ですが、物件側に問題があって引き渡しが遅れる事態になるのなら、増税分の「損害」を契約者が負担するのもおかしな話じゃない・・・?と思ったり。
まあ、起きてもいない事態ですし、ご依頼者は営業さんのアドバイスをスルーして内覧会立会いをお申込みしてくださいましたので、あまり深く考えないことにします。
ですが、もしかすると、3月末・4月上旬あたりに本当にこんなもめ事を抱える人が出てくるのかもしれないと頭をよぎったお話でした。
なお、もし指摘事項のすべてが引き渡しまでに修繕できないとしても、必ずしも引き渡し日を伸ばさなくてはいけないわけではありません。
これは当事者間の協議となりますが、そもそも引き渡し日以降も「アフターサービス保証」で直すべきものは直してもらえます。また、「残工事リスト」などで未済工事内容と実施予定日などを書面で会社から発行してもらうことも有効です。
※購入意思そのものを左右するほど大きな事象が無いとは限りませんので、極力引き渡し前の内覧会で詳しくチェックしておくほうがいいと思います
「ケースバイケース」となるお話ですので、もし建物のことでトラブルなどお困りのことがあれば、ぜひご相談くださいませ。
さくら事務所の内覧会立会い・同行(東京、名古屋、大阪、福岡近郊は交通費無料)