今回はマンションを売却する際の手続き上の流れについて、説明したいと思う。
大まかにでもマンション売却の手続き上の流れがわかっていると何かと便利だと思うので、是非、ご一読頂きたい。
※( )は売却手続き開始時点からの所要期間
1.マンションの査定を受ける
大体の売却価格を知るべく、マンションの査定を受ける。
なお、マンションの査定はなるべく3社以上の宅建業者から受けるようにして欲しい。
2.媒介契約を締結する(即日~1週間程度)
査定価格等に納得したら、正式に売却を依頼するべく、宅建業者との間で媒介契約を締結する。
媒介契約には一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の三種類があるが原則的には専任媒介契約を選択すればよい。
3.売却活動を開始する(1週間程度)
媒介契約を締結すると売却活動が開始されることになる。
具体的な売却活動としてはレインズ登録や、インターネット広告、折り込みチラシの配布などがある。
4.内覧が入る(2週間~3ヶ月程度)
マンションの購入を検討したい人が、実際にマンションの内部を室内を見に来る内覧が入ることになる。
マンションのイメージを良くするべく、内覧前には室内をきれいに掃除しておこう。
5.購入申し込みが入る(2週間~3ヶ月程度)
内覧の結果、マンションを気に入る人が出てきたら購入申し込みが入ることになる。
通常はこの段階で価格交渉がなされ、売主が価格交渉を受け入れれば、取引が前に進むことになる。
6.買主が住宅ローンの仮審査を受ける(3週間~3ヶ月半程度)
購入申し込みに対して売主がOKを出すと、買主は購入資金の融資を受けるべく、住宅ローンの仮審査を受けることになる。
なお、買主が自己資金で購入する場合には、当然、この手続きは不要となる。
7.重要事項説明(1ヶ月~4ヶ月程度)
買主に購入の最終的な意思決定を行わせるために、契約前に当該マンションに関する法律事項等についての説明を行う。
なお、重要事項説明前に購入判断に影響を与えるようなことは既にある程度、買主に説明されているため、この段階で買主が翻意することは稀である。
8.契約を締結する(1ヶ月~4ヶ月程度)
重要事項説明が終わったら、いよいよ契約を締結する。
契約の内容として、手付金について定めがなされた場合には、この時点で買主から売主に対して手付金の交付が行われる。
9.買主が住宅ローンの本審査を受ける(1ヶ月半~5ヶ月程度)
契約を締結したら、買主は遅滞なく住宅ローンの本審査を受けることになる。
なお、仮審査がOKであれば本審査の結果は、8~9割がた、覆らない。
10.決済・引渡し(2ヶ月~6ヶ月程度)
住宅ローンの本審査にOKが出ると、いよいよ売買代金の決済、およびマンションの引渡しが行われる。
売主、買主、双方を仲介する宅建業者の担当者、司法書士が買主が住宅ローン融資を受ける銀行に一堂に会し、最終手続きである決済及び引き渡しが行う。
以上がマンション売却の手続き上の流れである。
なお、今回目安としてカッコ書きで示した期間については取引が中断されたり、買主の住宅ローン審査が通らなかったりといったイレギュラーな事態があることは想定していない。
そういったイレギュラーな事態が起これば、必要となる期間が、さらに長くなることがあることを念のため、申し添えておく。