パワープレーが止まらない
梅が咲かないうちに3月になってしまうなんてっ!石川です
前回のブログ では、体罰といじめの構造において、怒りと暴力はコンボであること、怒りの表現には本能的に人を従わせる効果があることを述べました。
私たちにとって、いじめは日常茶飯事です。
生まれてこの方、いじめを体験したり目撃したことのない人は、いないでしょう
これは私たち人類が、少なくとも何万年にもわたって(もしくはそれ以上、人類以前の遠い先祖からの長きにわたり)、個体間でつつき合いを繰り返し、またその結果より生じる集団の結束力によって、種として地球環境に適応繁栄することができた可能性を示しています
また、順位(上下関係)を決めたいという本能的欲求は、怒りの表現や暴力以外に、威張る、自慢する、といった行動と直結していることも見逃せません。
→
→
このように、人間特有の本能に根ざした行動様式を認識した上で、いじめや体罰を解決する方法を検討しなければ、いつまでたっても効果薄な処方と議論だけが残り続けることは自明です。
大半の国家において、憲法や法律によって人が平等であることが保証され始めてから、まだ数十年しかた経っていません。
現代の私たちは、いまだ“平等システム”のお試し期間と言ってもいいでしょう
【 パワープレー 】:順位制を決定づける“権力争い”の意。
※石川はアイスホッケーのパワープレーは大好きだが、世間で行われるパワープレーを忌み嫌っている