マカティ超高級物件「Laurean Residences」に何が起きたのか
「Ayalaだから安心」
フィリピン不動産を見ている方なら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
ですが2026年4月、フィリピン最大手デベロッパーのAyala Landが、マカティCBDの超高級プロジェクト「Laurean Residences」の販売および開発を一時停止すると発表しました。
これは現地でもかなり大きなニュースでした。
原因は「資材高騰」と「工期の不透明化」
Ayala Landの公式説明によると、
* 中東情勢の影響による世界的な物流コスト上昇
* 建築資材価格の高騰
* 納期や工期の予測が難しくなったこと
これらが重なり、顧客へ約束する品質とスケジュールを維持することが難しくなったため、戦略的に一時停止を決定したとのことです。
つまり、会社の資金繰りが悪いというより、
「採算が読めないなら無理に進めない」
これがAyalaらしい判断とも言えます。
でもAyalaですら止めるという現実
今回個人的に感じたのは、
フィリピン不動産では
「大手だから絶対安心」ではなく、
大手だからこそ、採算が合わない案件は止める。
そんな時代に入ったのかもしれません。
実際Ayala Landは購入者に対して、
* 他プロジェクトへの振替
* 条件付き優遇
* キャンセル時の返金対応
などの選択肢を提示していると報じられています。
投資家として見るべきポイント
今回のニュースで改めて感じるのは、フィリピン不動産投資ではデベロッパー名だけで判断しないこと。
見るべきは:
✅ 土地取得済みか
✅ 着工率はどこまで進んでいるか
✅ 資材調達リスクはあるか
✅ デベロッパーの過去の引渡し実績はどうか
✅ プロジェクトの資金回収フェーズに入っているか
これらが、今後ますます重要になります。
私はこれまでPhilippinesの不動産を長く見てきましたが、
Ayalaですら止める。だからこそ、現場を見る力がより大切。
フィリピン不動産が「売れば売れる時代」から、「選ばれる物件しか残らない時代」に入ったと感じています。
こういうリアルな現地情報を今後も発信していきます。
ソース(ニュース情報)