女性の視点で寄り添う、フィリピン不動産10年の実績。

女性の視点で寄り添う、フィリピン不動産10年の実績。

日々変化する現地事情を捉え、信頼できる専門家とともに、上質な不動産投資体験をご提供します。

フィリピンが大好きで、2012年に永住権を取得いたしました。
2007年以来、フィリピンの不動産に関わってきた経験を大切にし、皆様に情報をお届けし続けることを考えております。
年内のフィリピン渡航は、9月と10月でおそらく2026年は終了の予定です。

もちろん急遽何か案件が入れば、
その都度渡航することになると思います。


9月は、お客様の物件の引き渡しと内装関係のお仕事でマニラへ行く予定です。


今回は私から購入していただいた物件ではないのですが、
引き渡しに同行し、その後、内装のコーディネートや家具・インテリア用品などの商品購入も一緒にさせていただきます。

このような案件は年に1〜2回ほど入るのですが、実は私の中ではなかなか楽しい仕事のひとつです。

マニラのどこに行けば何が買えるのか。
どのお店なら価格と品質のバランスがいいのか。
配送は大丈夫なのか。
納期は予定通りなのか。
そもそも在庫は本当にあるのか……。笑


日本だったら比較的簡単に進みそうなことでも、
フィリピンでは「予定通りにいかないこと」をある程度想定しながら・・・
動く必要があります。


だからこそ、いろいろ注意しながら買い物をして、配送や設置まで予想以上にうまく進んだ時は、ものすごく幸せになります。笑


今回は比較的ハイエンドな物件で、最終的には賃貸に出すことが目的です。


そのため、単純に「素敵な部屋を作ればいい」というわけではありません。


どこにはお金をかけるべきなのか。
逆に、どこまではやる必要がないのか



自分が住むための内装と、賃貸として貸し出すための内装では考え方も少し違います。

高級感は出したい。
でも、必要以上にオーナーさんの費用をかける必要はない。
さらに、入居者が使いやすく、メンテナンスもしやすいことも大切です。

このあたりのバランスを考えながら、限られた予算の中で物件の価値をどう見せていくか。

今回は物件自体がとても良いので、尚更やりがいがありそうです。

フィリピンで物件をご購入された方で、
「引き渡しに立ち会ってほしい」
「家具をどこで買ったらいいかわからない」
「賃貸に出すための内装を相談したい」


などございましたら、ぜひお気軽にご相談くださいませ。


現地で長く生活していた経験も生かしながら、フィリピンならではの“予定通りにいかないこと”も含めて、一緒に考えながらお手伝いさせていただきます。




現在、日本、韓国、中国、ハワイなど、世界各地で大雨、台風、ゲリラ豪雨による水害が続いています。

もちろん、フィリピンも例外ではありません。

フィリピンでは毎年、台風シーズンになると、どこかの地域で大規模な洪水が発生します。

これは今に始まったことではありません。

ただ、今年は少し違うように感じています。

雨が何日も何週間も続き、少し晴れてもまた雨。

私の周りにいるフィリピン人からも、

「ずっと雨が降っている」
「地面が乾く暇がない」

という話を聞きます。

実際、2026年8月も南西モンスーン「ハバガット」と熱帯低気圧の影響でルソン島を中心に大雨が続き、洪水や土砂災害が発生しました。8月17日までの約3週間の雨と暴風雨では、約500万人が影響を受け、少なくとも23人が死亡したと報じられています。

もちろん、これだけ雨が降れば洪水になる。

それ自体は自然災害です。

でも私は今回、

「本当に雨だけが原因なのだろうか?」

と考えてしまいました。

今回は少しネガティブな視点です。

フィリピンに投資をしている方、これからフィリピンへの投資を考えている方にも関係してくる話だと思うので、私なりに勝手に分析してみたいと思います。

洪水対策のお金は、どこへ行ったのか

この1年ほどフィリピンでは、洪水対策事業をめぐる汚職問題が連日のようにニュースになっています。

政府はこれまで莫大な金額を洪水対策に投入してきました。

2025年の報道では、マルコス政権発足後の約3年間だけでも、洪水対策関連事業に約5,450億ペソが投入されたとされています。

ところが調査を進めると、

「完成したことになっているのに実際には存在しない」

いわゆるGhost Project(幽霊事業)まで見つかりました。

2026年1月時点で、調査対象となった洪水対策事業のうち416件が「ゴーストプロジェクト」として確認されたと報じられています。

さらに2026年には、洪水対策事業をめぐる巨額のキックバックを受け取った疑いで政治家が訴追される事態にまで発展しています。もちろん、これらは裁判や捜査の途中であり、疑惑と確定した犯罪は分けて考える必要があります。

つまり、

洪水対策をしてこなかったわけではない。

お金も投入されている。

事業も山ほどある。

それなのに毎年洪水になる。

ここに私はフィリピンが抱える非常に大きな問題があると思っています。

1.優しすぎる国民

これは私が長くフィリピンに住み、フィリピン人と仕事をしてきて感じている個人的な印象です。

フィリピン人は、とても我慢強い。


日本人が思っている以上に、

「仕方ないよ」

で受け入れることがあります。


政府が悪い。

政治がおかしい。

物価が上がった。

道路が水没した。

電気代が高くなった。

それでも、日常生活に戻るのがとても早い。

もちろんフィリピンにもデモはあります。

2025年から2026年には洪水対策をめぐる汚職に対して抗議活動も起きています。2026年7月の大統領演説の際にも、汚職への責任追及や物価高、賃金改善を求める抗議者が集まりました。

なので、

「フィリピン人は抗議をしない」

というのは正しくありません。

ただ私が感じるのは、

国民全体を巻き込んで、社会そのものを変えるほど継続的に怒ることが少な

ということです。


怒っても、翌日は仕事に行く。家族と笑って過ごす。

洪水が引いたら掃除をして生活に戻る。

そしてまた翌年、同じ場所が水に浸かる。

これはフィリピン人の強さでもあり、同時に弱さなのかもしれません。

2.「自分たちでは変えられない」という諦め

フィリピン人の友人と政治の話をすると、

「政治家はみんな同じ」

「誰が大統領になっても変わらない」

という言葉をよく聞きます。

政治家を信用していないのに、

政治を変えようとも思っていない。

これが長期間続いてしまうと、

政治家側からすれば非常に都合のいい社会になってしまいます。

不正が見つかる。

ニュースになる。

SNSで騒がれる。

しばらくすると、また違うニュースが出る。

そして忘れられていく。

私はこの繰り返しを何度も見てきました。

3.キリがない貧困

そして一番大きな問題は、

洪水によって本当に困る人たちが誰なのか、ということです。

洪水が起きても、

高層コンドミニアムに住み、

自家用車を持ち、

発電機のある建物に住み、

必要であればホテルに移動できる人たちは、生活そのものを失うことはあまりありません。

しかし川沿いや低地、簡易住宅などに暮らす人たちは違います。

家が浸水する。

仕事に行けなくなる。

学校にも行けなくなる。

家電が壊れる。

家具を失う。

場合によっては家そのものを失います。

そしてまたゼロから生活を立て直す。

つまり、

政治やインフラの失敗による痛みを最も大きく受けるのは、発言力の弱い貧困層です。

私はここに大きな構造的問題があると思っています。

4.富裕層には「洪水」が見えにくい

フィリピンの富裕層と貧困層では、生活環境がまったく違います。

同じマニラに住んでいても、

見えている世界が違う。

BGCやマカティの高級コンドミニアムから見ているマニラと、

毎年腰まで水に浸かる地域から見ているマニラは、

同じ都市とは思えないほど違います。

もちろん、富裕層の中にも寄付をしたり、教育支援をしたり、災害支援を続けている方はたくさんいます。

それを表に出さずに活動している方もいます。

ですから、

「富裕層は何もしていない」

とは私は思いません。

ただ、

社会そのものを変えなければならないという危機感が、貧困層ほど切実ではない。

これはどうしてもあると思います。

自分たちの生活が直接壊れないからです。

そして、これは投資にも関係する

なぜ私が洪水と政治の話を投資につなげるのか。

不動産を例にすると、とても分かりやすいです。

これからフィリピンで物件を購入するのであれば、

「BGCだから安全」

「マカティだから大丈夫」

「新築コンドミニアムだから問題ない」

だけでは判断できない時代になってきていると思います。

建物そのものだけでなく、

周辺道路は冠水するのか。

地下駐車場は大丈夫なのか。

排水設備はどうなっているのか。

近くの川や水路はどこにあるのか。

土地の高さはどうなのか。

大雨になったとき、空港や主要道路まで移動できるのか。

そして何より、

その都市のインフラに、きちんとお金が使われているのか。

ここまで見なければならないと思います。

洪水対策をめぐる汚職問題は、すでにフィリピン経済にも影響を与えています。

2026年6月には、政府が経済成長率予想を3.5〜4.5%へ引き下げました。その理由の一つとして、洪水対策事業をめぐる汚職問題後の政府支出の停滞が挙げられています。

つまりこれは、

「政治のニュース」

だけではありません。

企業活動にも、不動産にも、経済成長にも、そして私たち投資家にもつながる問題です。

私はフィリピンが嫌いだから書いているわけではない

むしろ逆です。


私は長くフィリピンに関わってきたからこそ、

「また洪水か」

で終わってほしくないと思っています。

フィリピンは自然災害が多い国です。

台風そのものを止めることはできません。

雨を止めることもできません。

しかし、

排水設備を整備する。

河川を管理する。

森林を守る。

都市計画を考える。

正しく公共工事をする。

使われた税金を監視する。

これは人間ができることです。

だから私は、

毎年起こる洪水をすべて

「フィリピンだから仕方ない」

で済ませてしまうことのほうが怖いと思っています。

今年の洪水は自然災害です。

でも被害が大きくなる理由のすべてが、自然とは限らない。

政治。

汚職。

都市計画。

貧困。

格差。

そして社会がそれをどこまで許してしまうのか。

全部が少しずつつながっているのではないでしょうか。

今回はあえて、かなりネガティブな視点からフィリピンを書きました。

それでも私はフィリピンが好きです。

だからこそ、

「仕方ない国」

ではなく、

本当はもっと良くなれる国なのに。

そう思ってしまいます。

NHKニュース
私が日本に帰っても、フィリピンでの活動(雑貨屋さん)を続ける理由を聞かれて。
はっきりと答えられず。

私は不動産事業をやっていたんですが現在はフィリピン雑貨屋さんも運営しています。

私がPOP UPを続ける理由。
そして、日本に帰ってきた今も、フィリピンに関わる活動をやめない理由。

それは、もちろんフィリピンが好きだからです。

でも、ただ単純に「フィリピンが好きだから」という言葉だけでは、説明できない部分もあります。



私は2007年から、たくさんのフィリピン人と関わってきました。

最初の頃は、人の温かさや明るさ、家族を大切にする気持ち、困っている人を助けようとする優しさなど、フィリピンの良い面をたくさん見てきました。

今でも、フィリピン人の人懐っこさや、誰かを受け入れる力は、本当に素晴らしいと思っています。

一方で、不動産事業や商売をするようになってからは、それまでとは違う現実も見るようになりました。


特に私が何度も難しさを感じたのが、「約束したことを最後まで実行し続ける力」です。


個人ではできることでも、会社や組織になると、途中で止まってしまったり、担当者が変わったことで話がなくなってしまったり、約束したことが実行されないまま時間だけが過ぎてしまったりする。


もちろん、これはすべてのフィリピン人やすべての企業に当てはまる話ではありません。


それでも、事業を続ける中で、私は何度もこの問題に直面しました。


だからこそ私は、言葉だけではなく、約束したことをきちんと形にしようとする人、長期的に信頼関係を築こうとする人とのつながりを大切にしてきました。


2007年から現在まで関わりが続いている人たちがいるのも、お互いに小さな約束を積み重ねてきたからだと思っています。


富裕層のフィリピン人や経営者と仕事をするときも、私は肩書や資産だけではなく、その人がどれほど責任を持って行動する人なのか、コミットしたことを実行する人なのかを意識するようになりました。


フィリピンでは、小さな約束が実現しなくても、それほど大きな問題にならず、いつの間にか流れてしまうことがあります。


それは人々のおおらかさでもあり、救われる部分でもあります。


ただ、その積み重ねが会社や行政、政府、そして国全体の信用にも影響しているのではないかと、私は感じるようになりました。


事業をしていた頃、本当にしんどい時期が長く続きました。


どうしてこんなに苦しいのだろうと考えたとき、苦しさの原因の一つは、私自身がフィリピンに期待しすぎていたことだったのかもしれないと気づきました。

「もっとできるはず」
「もっと成長できるはず」
「次こそは約束が守られるはず」


そう期待していたからこそ、実現しなかったときに失望し、疲れてしまったこともあったのだと思います。


それでも私は、フィリピンに期待することを完全にやめることはできません。


フィリピンの株式市場がなかなか成長しないことや、通貨の価値、海外からの投資や信用について考えるときも、目先の問題だけではなく、国全体として約束した政策や計画を継続して実行できているのかという視点が必要なのではないかと思います。


国も、企業も、人も、信用は一日ではつくられません。


小さな約束を守り続けること。
三年後、五年後、十年後を見ながら行動すること。

その積み重ねによって、初めて長期的な信用が生まれるのだと思います。


フィリピンには、先を見通す力を持った優秀な人も、国を良くしたいと本気で考えている人も、たくさんいます。


それなのに、なぜ今もさまざまな問題が繰り返されてしまうのか。


私は外から批判するだけではなく、これからもフィリピンに関わりながら、その変化と成長を見続けたいと思っています。


私がPOP UPでフィリピンの商品を紹介することも、その活動の一つです。

1人1人ローカルのかたと触れ合い会話し変化を体感したい。
買ってほしい・売って欲しい・売れたから良いではない・それでおしまいではない・次は何をつくる・どんなクオリティが海外でウケる・金額は自分が欲しい価格ではなく市場に合わせて決めるなど一緒にそんな会話ができることを楽しんでします。
細かいことを感情的にならず戦力的に決めていくということを一緒に・1人1人と歩んでくことは私にとってとても実りになる会話です。

そして
フィリピンには、まだ日本で知られていない素晴らしい手仕事や素材、文化、技術がたくさんあります。


一つの商品を日本に届けること。
一人の作家を紹介すること。
一つの約束を守り、取引を最後まで形にすること。

本当に小さな活動ですが、私なりにフィリピンの可能性を信じ、応援する方法なのだと思っています。

日本にも、もちろん素晴らしいところはたくさんあります。

それでも私にとって、フィリピンの活動を続けることは、一種の「推し活」なのかもしれません。

良いところだけを見るのではなく、問題や未熟さも知ったうえで、それでも成長してほしいと思う。

失望することがあっても、完全に離れることはできず、これからどう変わっていくのかを見届けたいと思う。

これが、私の微力ながらのフィリピンへの推し活です。