【フィリピンのブレビルド(Pre-selling)物件の購入方法】 | 女性の視点で寄り添う、フィリピン不動産10年の実績。

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フィリピンで不動産を購入する時、日本とは流れや用語が大きく違います。
ここでは、ブレビルド(Pre-selling)物件の購入ステップをわかりやすく解説します。
私自身、何度も販売・引き渡し・売却を経験しているため、現地ならではのリアルなポイントもお伝えします。


① まずは「物件を決める」

フィリピンでは、中古市場や新古市場もありますが外国人が現金一括ではなく試しに購入してみようかな!って思える購入方法が「完成前販売(Pre-selling)」です。
立地・周辺環境・開発会社・将来性・仲介業者など、選ぶ基準はたくさんありますが、物件の選び方については別ブログで詳しくまとめます

ー物件が決まったらー
② 予約金(Reservation Fee)を支払う

その後必要書類への記入
Buyer’s Information Sheet(BIS)個人情報記入用紙:デベロッパーから用意されます。
必ず間違えないように記入してください。
そのまま権利証などにも反映します。
RA(Reservation Agreement)予約に対しての契約書

その他提出するもの
Valid ID(身分証)パスポート必須
その他、政府発行のIDと言われた場合には運転免許証かマイナンバーです。
ただ翻訳が必須です。
高級な物件ですと
収入証明や銀行口座残高も提出を求められます。
外国人で外国人法人代表(フィリピン人からしたら外国人なので)の場合には
決算書を求めてくるときもあります。

このあたりは仲介会社がサポートすると思うので
必ず聞きながら対応してください。
このタイミングで仲介会社へサポート費用などを支払ったり委任状に署名や認証したりする作業も入ります。


物件が決まったら、まずは予約金を支払ってユニットを確保します。

* ローカルデベロッパー:20,000ペソ前後
* 中〜高級物件:50,000〜100,000ペソ
* ラグジュアリー物件:200,000〜300,000ペソ以上

予約金は基本的に 返金不可なので、購入意思が固まってから支払うのが大事です。


③ 頭金(Equity / Downpayment)の支払い

フィリピンの魅力のひとつは、頭金の柔軟さです。

* 頭金ゼロ(0% DP)
* 10% DP、20% DP、または分割払い
* 期間は12ヶ月〜60ヶ月など、物件ごとに多様

▶ ただし「頭金ゼロ」の場合の注意点

頭金ゼロを選ぶと、CTS(Contract to Sell)がすぐに発行されないケースが多いです。
デベロッパーのルールで、

* 「支払額の○%に達したら CTS を出す」
* 「何回分支払ったら CTS 発行」

など条件があり、これを知らないまま契約すると不安になる方もいます。
ですので自分から自ら確認するのも良いでしょう。

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④ 毎月の支払い期間(Pre-selling期間)

Pre-sellingの場合、完成まで数年あるため、その期間に毎月の分割払いが続きます。

* 支払い期間:2〜5年程度
* 日本と違い、銀行ローンは完成後に組むのが一般的ですが日本人は基本的にはローンは組めません。日本のPNBや東京スター銀行で組めると聞いています。
もちろん、本人の信用や物件に価値があるが判断されるのがポイントです。


引き渡しや残金の支払いまで
デベロッパーから特に連絡がないことも多いです。

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⑤ 残金支払い → DOAS → 引き渡し

全ての頭金・月払いが完了し、残金(バランス)を支払うと、次のステップです。

● DOAS(Deed of Absolute Sale)が発行される
このDOASが発行されるのが引き渡し後の場合もあります。

これは「完全売買契約書」で、日本の不動産でいう *最終契約・所有権移転手続きの開始です。


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⑥ 権利証(Title / CCT)の発行

フィリピンの権利証発行は、日本と比べて**とても時間がかかります**。

Ayala系:1年以内
その他デベロッパー
通常 2〜3年、長いところで 6年
* 過去には 6年以上発行されなかったデベロッパーも存在

▶ なぜこんなに時間がかかる?

* 手続きが手作業中心ダウン
* 市役所(LGU)・BIR・Registry of Deeds(RD)の処理が遅延しやすい
* デベロッパー側の提出漏れや遅れ

など「複数の組織が関わるため」です。

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⑦ 引き渡しが遅れても連絡が来ないことがある

これはフィリピンあるあるですが、引き渡しが遅れてもデベロッパーから何も連絡が来ないことが普通にあります。

「いつですか?」と聞いても、
「Soon」「Processing」など曖昧な返事のまま半年以上…なんてことも。

▶ 気長に待つ心が必要

フィリピンの不動産は、スピード感よりも「国の成長とともに資産価値が上がる」ことに魅力があります。

書類関係だけは本当に時間がかかるので、焦らず構えるしかありません。
そして丸任せにはせず、問い合わせをするということが大切です。

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◆ 最後に:フィリピンの成長を信じて、気長に向き合う

ブレビルド購入は、

* 少額の頭金でスタートできる
* 完成までに資産価値が上がりやすい(転売できるかは別の話です)
* 現金負担を分散できる

というメリットがあります。

一方で、

* 連絡が来ない
* スケジュールが遅れる
* 権利証まで“とても長い”

というフィリピンらしい一面もあります。


結果、読んでみると海外不動産大変だ。。。と思うかもしれませんが
これからの時代は柔軟性を持って自分の信じたものや国、人に分散的に投資する時代になってきたと感じます。情報が多く、簡単に手に入ります。それだけに自分がコレ!と思ったものに投資をし着実に成功を掴むというプロセスは重要なことだなと思っています。
チリも積もれば山となる!
(投資はあくまでも自己責任で、自分のできる範囲で投資することをおすすめいたします。)