私が肌で感じた日本では学ばないフィリピンの歴史 | 女性の視点で寄り添う、フィリピン不動産10年の実績。

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私と友人の出会いと何か感じる使命をブログに書きたいと思って残します。

コロナ期間中、日本に滞在していた前在日フィリピン大使の息子さんと、偶然のきっかけから再びつながることになりました。
もともと友人だった彼のパートナーに連絡をしたところ、
「九段下に泊まっているから遊ぼう」と言われ、待ち合わせ場所へ。
「九段下?ホテル?少しニッチな場所だな」と思いながら行ってみると、なんとそこは大使公邸。

そこから毎日のように一緒に出かけたり、食事や買い物をしたりするうちに、とても親しい関係になりました。

その期間中に大使公邸に遊びに行かせていただくことがあり
その時にホセ・ラウレル5世前駐日フィリピン大使(当時大使)とも話す機会をいただきました。
2021年、そこで一般には販売されていないラウレル家の書籍をいただきました。
その本には、公には語られてこなかった日本とフィリピンのもうひとつの歴史が静かに綴られています。

あの夜、大使は深いまなざしで私にこう言いました。
「この本は、日本人の君が読むべきだ。」

それはただの言葉ではなく、
まるで未来へ託されたメッセージのように、今も私の胸に残っています。

昨年の10月14日、ホセ・ラウレル5世前駐日フィリピン大使はこの世を去られました。
けれど、あの夜に公邸で語ってくださった言葉や、
日本とフィリピンの関係に込められた想いは、
今も私の心の中で静かに息づいています。


さらに私にとって歴史を深く学ぶきっかけになったのは本を話を聞いてみたり本を読んでみると(私の友人)の曽祖父、ホセ・P・ラウレルはかつて日本に住んでいたそうです。
その話を聞いたとき、「この縁はきっと昔からのつながりがあるのかもしれない」と感じました。


そこから感じたご縁の深さは、彼(私の友人)の曽祖父であるホセ・P・ラウレル(José Paciano Laurel)氏の生涯とも重なります。
私は、この曽祖父の行動や発言、そして日本への想いこそが、フィリピンと日本の関係の原点のひとつになったのではないかと感じています。

ホセ・P・ラウレル氏 略歴


ホセ・P・ラウレル氏(1891年3月9日 – 1959年11月6日)は、
フィリピンの政治家・法学者であり、第二次世界大戦中の日本占領期におけるフィリピン共和国の大統領(1943–1945)を務めた人物です。

若い頃、日本の東京帝国大学(現在の東京大学)で法学を学び、日本文化と法思想に深く影響を受けました。
その経験から、戦後も日本とフィリピンの関係を「敵対ではなく、理解と友好のもとに築くべき」と語り続けました。

戦後、ラウレル氏は一時拘束されましたが、その後赦免を受け、再び政界へ復帰。
1951年には日比友好議員連盟の設立にも関わり、日比間の国交回復の道筋をつくった人物のひとりとされています。

彼の信念は「真の独立とは、他国を理解する力の上に成り立つ」というもので、
その精神は今もフィリピンと日本の間に息づいていると感じます。
そして、その友人との出会いをきっかけに、私はフィリピンの歴史を学ぶようになりました。

調べていく中で出会ったのが、ホセ・P・ラウレル氏が執筆した書籍でした。

日本でも日本語に翻訳されていることを知り、
中古本を探しているうちに、偶然「日本の古本屋
」というサイトでその本を見つけました。

届いた本を開いてみると、なんとそこには直筆の署名があったのです。

驚いてすぐに友人に確認したところ、
「それは祖父の署名だ」と。




戦後まもなく、ラウレル氏が日本の学者か、どなたかに贈った本が、
長い年月を経て、今こうして私の手元にある――
そう思うと、胸の奥が熱くなりました。

歴史を通して、過去と今、そして人と人とが静かに結ばれていく。
それは偶然ではなく、きっと「ご縁」という形でつながっていたのだと思います。



🇵🇭 これからのフィリピンへ

今、フィリピンでは地震や台風による水害、そして原因がはっきりしない火災など、
人々が安心して暮らすことが難しい日々が続いています。

長くこの国に関わってきた私にとって、
フィリピンの人々の優しさや、どんな時も笑顔を忘れない前向きさには、いつも心を動かされてきました。

だからこそ、今のフィリピン政府には、
この素晴らしい国民が安心して暮らせるように、
そして貧困層の人たちが希望を持って働けるように――
インフラを整え、自立の循環をつくってほしいと願っています。

どんなに厳しい状況の中でも、人々が助け合い、未来を信じる。
そのフィリピンの強さと優しさを、私はこれからも信じ続けたいと思います。

私はその本を手にした瞬間、
まるで時を越えてラウレル氏の想いが私のもとへ届いたような気がしました。

この偶然のようで必然だった出会いは、
日本とフィリピン、そして過去と今をつなぐ小さな奇跡のように感じます。

この本は、私にとって――
まさに家宝になるでしょう。

またその2つの本に書かれてる内容をブログに残したいと感じた時に書かせていただきます。