フィリピン不動産・売却の注意点2 | Philippinesのあれこれ!(情報提供ブログ)
売却の際の注意点

フィリピンでは、物件を所有しているだけでは銀行口座を開設することが非常に難しいことがあります。通常、永住権、労働ビザ、またはリタイアメントビザなどのビザが必要です。今回、ビザについて話す理由は、本題である銀行口座に関連しています。


物件所有者が売却を検討する場合、特に購入者がフィリピン国籍の場合、銀行ローンを利用することが一般的です。しかし、銀行ローンには多くの注意点があります。


銀行ローンを希望する購入者がいる場合、売主側には権利証(Title)と同じ名義の銀行口座を持っていることが条件となります。これがない場合、取引が成立しないか、非常に複雑になる可能性があります。


銀行ローンが承認されたとしても、銀行は通常、小切手を発行します。この小切手を現金化するには、現地の銀行に行き、政府が発行したIDを2つ提出する必要があります。ただし、銀行は原則として銀行口座への入金を勧めることが一般的です。



したがって、銀行口座を持っていない売主の場合、購入者が一括購入を希望するか、ローンを利用するかを確認することが重要です。また、物件が共同名義である場合、銀行口座が単独名義である場合には注意が必要です。この場合、銀行によっては共同名義者の委任状や放棄書類を作成する必要があるかもしれません。


さらに、銀行口座を持っている場合でも、購入者の書類が全て揃ってから銀行ローンが承認されるまでに約3ヶ月かかることが一般的です。銀行へのフォローアップも必要です。


最終的な承認や手続きに関しては、銀行により異なることがあり、銀行のマネージャーや条件によりますが、これらの注意点を考慮して売却プロセスを進めることが重要です。

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