主人の病気がわかって
主人が病気になった事をいろんな方にお話しした時、
「あなたが頑張らないと」
と言われる事がよくありました。
これがものすごく苦痛で
この頃は、主人の仕事の送迎から、生活の介助
夜中の転倒の心配などで寝不足気味だった上に
仕事もあり、受験を控えた子どもたちや病気と闘っている主人に出来るだけ手作りの食事をさせたくて、家事も手を抜かないように自分の中で思いつく限りの努力をしているつもりだったので、
これ以上何をどう頑張ればいいの
とすごく辛かった
娘ちゃんに
そんなのただ応援してるよっていう意味だろうし、ママだってすぐ頑張れ頑張れ言うじゃない
と言われて、
確かにすぐ人に頑張れって言っちゃうなぁ
頑張れって状況によってはこんなに重荷になる言葉なんだと思いました。
主人は、入院前と同じくらい、話しかけた事に瞬きで返事したり、わすがに左手を動かす事は出来るようになったけど、自発呼吸は人工呼吸器が外せるほどは回復していません
もう、人工呼吸器無しでは退院出来ないかも
望んでない状態になった事は主人は理解しています。
ごめんね。人工呼吸器はつけたくないって言ってたのに。
と主人に言ったら
いいよ
と言うように目を閉じて返事をしました。
主人は、
私の判断を責めることなく受け入れるよ。生きてて欲しいと願ってくれてありがとう
と言ってくれているようでした。
私は、
人工呼吸器外れるように頑張ってって言いたいけど、頑張ってどうにかなるもんやないからね。生きてるだけで頑張ってくれてるもん。ありがとう
と言いました。
主人の病気が進んで、訪問看護や入浴のおかげで今までより、介護負担が減った時、
なんか私にもっとやってほしいことある?
と聞いたら
お前はもう頑張らんでいい
充分やってくれてるから何もしないでいい。
と悲しそうな顔で言われた事がありました。
だから、私もやってあげたい事だけをやって頑張らない
長く病気と闘っていくには大事な事かもしれないですね。