10月10日夕方
主人の入院先から電話があり
ご主人は、酸素投与治療中ですが、
CO2ナルコーシスの可能性がある
状態を改善する為、挿管する必要があります。
挿管すると、その後の状態によっては人工呼吸器を外せない可能性もあるがどうしますか
と連絡がありました
人工呼吸器はしたくない
それが主人の希望です。
主治医も何度か説得してくれましたが、まだ、受け入れていません。
でも、一時的な処置で済む可能性も高いとの事でした。
どう判断すれば良いのか?
一瞬悩みましたが、挿管をお願いしました。
金曜の入院時に人工呼吸器について今後どうするのか聞かれ、主人の意向は伝えていました。
私たちより年上の主治医に
死んだら終わりだからね。よく話し合って、ギリギリに変わるかもしれないから
と言われて、どうすればいいのかずっと考えていました。
昨年末に誤嚥性肺炎で一時危篤になった時も、
挿管しないで欲しいと苦しみながら伝え続けた主人の意思を無視して、挿管してもらいました。
駆けつけた私たちに主人は、生きていてと欲しいと願ってくれてありがとうと感謝してくれました。
でも、これから自分がどうなっていくのか怖くなる事もあるようでした。
以前、主人に聞いたことがあります。
あなたは死を望んでるの?
死にたくないよ。
お前たちの事が気になって、地縛霊とかになってずっとここにいるんじゃないかなと思うくらい、ずっと一緒にいたいよ
でも、このままで生きるのは嫌だ
主人の心もいつも揺れているのかもしれません。
9時頃、病院から
血圧がかなり下がっています。昇圧剤を投与しますが、心配な状態です。
と連絡が、
そちらに向かった方が良いですか?
投与して改善しなければ連絡します
1時間もしないうちに連絡があり、
すぐに娘ちゃんと2人、病院に向かいました。
病室に着くと
気管挿管の管を付けて、硬直したようにベッドに寝ている主人
充血した目を薄く開けていて、私と娘ちゃんが呼びかけると、微かに瞳が嬉しそうに動きました。
医師も看護師も気づかないくらいの微かな反応でしたが、ちゃんと意識がある事がわかって少し安心しました。
看護師さんが、
血圧は少し良くなったんですが酸素が...
見ると、
血圧は上が70
酸素は、51
娘ちゃんと2人で主人に
家に帰るんでしょう。頑張って
と必死に呼びかけ続けました
すると、酸素が少しずつ上がって、血圧も上昇
血圧 131
酸素 97
まで上昇
人工呼吸器付けてる状態での酸素量ですが、とりあえず状態が落ち着いてくれたのでよかったです