先週の土曜日に救急車で搬送されて1週間になります。
重複する内容になりますが、


搬送されてしばらくして、大量の痰でサチュエーションは下がり、呼吸困難。敗血症も起こしていました。

主人は、挿管も拒み、気管切開、胃瘻も拒否すると搬送先でも苦しい息の中伝えていたそうです。

私は自宅で医師からの電話で、延命について聞かれ、どうしても治療しないでとは言えなくて、延命をお願いしました。

その夜、今後、挿管後意識が戻って、主人が延命を望まない時、または、更なる処置が必要な場合に備えて子どもたちとの話し合いました。

でも、結論は出ませんショボーン

答えは出せない。みんなバラバラの答えなんだけど、気持ちは1つなんです。

生きて欲しい。でも、苦しめたくない。

ただ、それだけ

だから、全員が無意識に結論を出せない答えを口にしてしまう。

でも、話し合ってわかった。やっぱり、生きていてほしい。その気持ちだけはみんな一緒だと。


翌日、主人に少しだけ会える機会をもらえた。


コロナ対策を万全に、ほんの少しだけ与えられた時間

挿管され、自分の意思では無く生かされている事に失望しているかもと心配しながら...


主人は、鼻や口からチューブを入れられていたが、私と娘ちゃんを見て


真っ赤な顔で泣いているよう笑っているような表情を浮かべていた。

でも、全身で私たちに会えて嬉しいと言っていた


まるで、もし、主人に尻尾があったら千切れんばかりに尻尾を振って喜んでるんじゃないかなと思うくらいに。
この場には相応しくない表現かもしれないけど、それくらい、生きて会えた事を喜んでた


私は

辛い思いをさせてごめんね
でも、あなたが死んだら困る
生きててもらわないと耐えられない


主人は、何も話せないけど

あなたが言いたいことわかるよ

ごめんね。ありがとう

やろ爆笑

主人は、昨日、危篤だった人とは思えないくらい笑った。声も出せないけど、すごく笑った


周りの人達が、こんな表情されるんだと驚くほどに笑っていた。


生きててよかった?

手で丸を作る主人

気管切開もすると言った。


死に直面して、何を思ったのか詳しく聞く事はもう難しいけれど、とにかくもう少し生きたいと思う気持ちになってくれた。

また、家に帰りたい。家族に会いたい気持ちを強く感じました。

昨日、気管切開の手術を終えました。

胃瘻は、嚥下の状態が思ったより悪くないのでまた検討することになりました。



今年の初めに大学病院に入院した時、もうもしかしたら、寝たきりになるかもしれないと医師から告げられました。

家での介護は、地獄のように辛いと言われて、逆に絶対に地獄みたいなんて思わないプンプンと闘志を燃やした事を思い出します。

あれから10ヶ月たって、寝たきりと言われる状態になってしまいました。

今のところ、地獄のようには思ってないし、これからも思いたくない。

天国ではないけど、大切な人の役に立つ日々を地獄とは思いたくない。

大切な人が、病気で日々弱って死を願うのは辛いけど、生きたいと思ってくれるようになったからよかった。

主人がもうダメかもと思った日は、そんなに広い家ではないのに家の中がとても広く感じました。
何もかも主人の思い出に驚くほど溢れていました。

不思議なもので、主人が持ち直した途端に家はいつもの広さに感じたのですが。


あれから、1週間。
病気が治った訳ではないから、これからも心配は尽きないと思うとやっぱり辛いけど、早く家に帰ってこれたらいいなと心から思います。