息子君の大学が始まり、我が家は、主人と私と娘ちゃんの3人暮らしとなり、2週間位になりました

今まで、主人の移乗は息子君にお願いしていたけど、介護用ベッドに変えたり、リフトを入れたりして娘ちゃんと2人でも介助できるように準備してきました

でも、やはり息子君の抜けた穴は大きくて家での歩行練習も出来なくなり、自家用車に乗ることも移乗が大変なので出来なくなりました

娘ちゃんも一生懸命頑張ってくれていますが、初めの1週間、慣れるまで本当に大変でした

退院後、さらに体幹が保てなくなった主人の移乗に何度も失敗して床にずり落ちてしまってリフトを使ってベッドに移乗したりと四苦八苦

トイレから車椅子の移乗に失敗してトイレと壁の間に挟まった主人をなんとかリフトで抱えれる場所まで引っ張っていったり無我夢中の毎日でした

主人は、病気になって悲しみや怒りが無くなり全て笑ってしまうようになりました

いつも笑っていてくれるのは私たちにとっても嬉しい事なのですが、情けなくて辛い時や悲しい気持ちの時も止まらなく笑ってしまうようなのです

息子君の介助は耐えれても、私と娘ちゃんの肩を借りてベッドや車椅子に移乗するのは、主人にとってすごく情けなくて悲しい事のようで、いつも大爆笑して腰砕けになってしまいます

そうすると、主人が脱力してしまうので、私たちが支える重さも更に重くなり、笑いすぎて涎も





涎はかかるは、重たいはで私はついイライラして
ちょっと笑わないでよ
力抜けたら危ないでしょ


と怒ってしまうのですが
娘ちゃんは、
頑張って
パパあと少しだよ


と励ましています

ゴメン





と謝りながらも笑いと涎が止まらない主人



構音障害も進み、聞き取りもしにくくなりました

先日もお風呂に入るため、シャワーキャリーに移乗する為、2人で主人の脇を抱えようとすると
マッ、マッスグ



と主人
身体の傾きを直して再度支えようとすると、また、
マッ、マッスグ



もう、真っ直ぐになってるから大丈夫だよ

マッスグ、マスグ





真っ直ぐにして欲しいのではなくて、2人に涎がかからないようにマスクをして欲しいと言っていたのでした

全然、わかってあげれず、主人の優しさに気づかないでにゴメンね
