高野山②大伽藍 大門から歩いて壇上伽藍へ。 伽藍とはサンスクリットのサンガ・アーラーマの音訳で、本来僧侶が集い修行する閑静清浄な所という意味である。 今年再建された中門、高野山一山の総本堂の金堂、胎蔵界大日如来を本尊とした金剛界四仏が安置されている根本大塔、空海のお住まいだった御影堂、西塔、東塔など、空海が心血注いで建立したお堂や塔が並んでいる。 また金堂の脇には、松葉が三本という三鈷の松がある。 空海が唐から帰国する際、日本で密教を広めるのにふさわしい聖地を求めて投げた密教法具の三鈷杵がかかったと伝えられる松である。