HR/HM どう?
Amebaでブログを始めよう!

VOW WOW / III (1986/01/22)


これ初めて聴いた時はぶっ飛びました。

格好良すぎ。

VOW WOW と言えば、BOW WOW の後継バンドという事になるのですが、BOW WOW 自体は1975年結成なので、かなり前のバンドという事になります。

個人的には BOW WOW も好きなのですが、今回は V の方という事で。

人見元基 (Vo)
山本恭司 (G)
佐野賢二 (B)
新美俊宏 (Dr)
厚見玲衣 (Key)

といったメンバーで作られたこのアルバム。
楽器隊の演奏は勿論凄いのですが、人見元基の声には圧倒されます。
日本ロック史上でも屈指のヴォーカリストだと思います。

VOWWOW の Bio はこのあたりから。

このアルバムをリリースした年に VOW WOW はイギリスに活動拠点を移し、ワールドワイドな活動に転換して行きました。 そういった事も関係しているのかは定かではありませんが、このアルバムの充実っぷりは凄いです。

その証左になるかどうかは分かりませんが、某メタル誌元編集長の酒井康は日本のバンドをほぼ認めない事で有名で、 聖飢魔IIのファーストアルバムに0点という凄い評価をするような偏りっぷりだったのですが、 このアルバムについてはレビューで94点と高得点をつけています。
ぐぬぬ・・・って感じだったんでしょうかね、笑えます。

そういえば、人見元基はソロデビューの話でBOW WOWの所属事務所に行ったところで山本恭司と出会い、 一緒に飲みに行ったらへべれけになってしまい、翌日、山本恭司宅で目が覚めた時には何故かメンバーになっていた、 という逸話がありますが、人見元基がへべれけにならなかったらこのアルバムは無かったかと思うと背筋が寒くなります。

一歩間違うとこの世に存在しなかったこのアルバムの収録曲は・・・。


VOW WOW / III (1986/01/22)


01. GO INSANE
02. SHOT IN THE DARK
03. RUNNING WILD
04. SHOCK WAVES
05. DONCHA WANNA CUM (HANGAR 15)
06. NIGHTLESS CITY
07. SIGNS OF THE TIMES
08. STAY CLOSE TONIGHT
09. YOU GOT IT MADE
10. PAINS OF LOVE

となっております。

個人的に02は VOW WOW の曲の中でもかなり好きな曲で、このアルバムを持ってきた理由のほぼ大半を占めています。無論、アルバム全体がレベルが高く良い曲ばっかりなんですが。

VOW WOW / SHOT IN THE DARK

RAGE / The Missing Link (1993/08/21)


数年前、飲み会でうら若き女性と音楽の話になった。

その女性曰く、 「私、最近、RAGE に嵌っているんですよ!」

おっとドッコイ、ウブそうな外見とは裏腹にドイツのパワーメタルですか!!
きっと中身は松岡修造のような女の子なのだ。グッと好感度アップだ。

「RAGE と言えば、ギターは Manni の頃が好きでした。」
と、返してみたのですが、

「あれ、ギターって最初から Tom Morello のハズですが・・・デビュー前って事ですか、詳しいんですね!!」

私は悟った。

Tom Morello は、Rage Against The Machine のギタリストだ。
詳しいも何も、別のバンドの話じゃないか・・・。
ほぼ初対面の人と音楽の話をする時に、 いきなりドイツのパワーメタル好き!!って女性はやっぱりいないのだ。

そんな訳で、ドイツのパワーメタルの方の RAGE です。

RAGE の Bio はここから。
オフィシャルサイトはこちら。

この The Missing Link は7枚目のアルバムで、このアルバム発表後にギターの Manni Schmidt は脱退するので、RAGE トリオ編成時代の最後のアルバムです。

RAGE は Avenger 時代から辿ると結成が1984年とベテランなのでアルバムも20枚以上リリースしているのですが、個人的に RAGE はトリオ編成時代が好きだったのでこのアルバムを持ってきました。

いや、このアルバムは良いんですよ。RAGE のアルバムの中でも最高傑作だと思います。
捨て曲も無く、泥臭く濃いメタルが楽しめます。

RAGE が他のバンドと決定的に違うのは、曲のメロディーラインや展開が独特のものがあるという事。
最早、"RAGE節" です。なんか得も言われぬ味わいがあります。
アクの強い、Peter "Peavy" Wagner の Vo もピッタリと嵌っています。
なんか変だなと思っているうちに馴染み、大好きになるという。

そんなこんなで、その音楽の話をしていた女性とは、誤解という事で話が終わりました。
兎にも角にも、Rage Against The Machine を RAGE って略するのはどうかと思うよ・・・。

収録曲は・・・


RAGE / The Missing Link (1993/08/21)

01. FIRESTORM
02. NEVERMORE
03. REFUGE
04. THE PIT AND THE PENDULUM
05. FROM THAT UNDERWORLD
06. CERTAIN DAYS
07. WHO DARES?
08. WAKE ME WHEN I'M DEAD
09. LOST IN THE ICE
10. HER DIARY'S BLACK PAGES
11. THE MISSING LINK
12. RAW CARESS
13. ANOTHER KIND OF MADNESS

となっております。

バキバキのメタルチューンあり、箸休めの曲あり、スケールのデカい曲あり、聴かせてくれます。
暑苦しいの聴きたい時にオススメです。

RAGE / Refuge

FireHouse / FireHouse (1990/09/14)

Firehouse

世の中のナイスミディやナイスミドルの HR/HM 好きな方は憶えてる方もいると思いますが、Firehouse です。


1980年末期に出てきたこのバンドは、1990年初頭にメジャーデビューしたのですが、1990年初頭といえばグランジが台頭してきた時期でもあります。そんなメタル不況の始まりに出てきた HR/HMブーム最後の良心的なバンドが Firehouse だと思います。

その頃、高校生だった私は、高校生にありがちな「重いほど良い、激しさマスト、過激歌詞スキー」という階段を登っていたため、Morbid Angel や Decide などといったフロリダ発デスメタルをよく聴いていました。

で、恐らく Burrn! だったと思うのですが、Firehouse のデモテープの通販の広告を見たのです。
もう随分昔の事なので記憶が曖昧ですが、送料別で500円位の価格でした。私は何故か注文してしまいます。なんか天啓があったのでしょう。
数週間後手元に来たテープを聞いて驚きました、余りにどストレートなハードロックに。

あー、えーわー、これ。

デスメタルで多少荒んだ高校生には胸に染み入る正統派ナンバーの数々。
バンドの事をあれこれ調べるうち、デビューアルバムが海外で発売されているのを知り、早速購入したのがこの FireHouse なのです。

収録曲は・・・

ファイアーハウス
01. Rock On The Radio
02. All She Wrote
03. Shake & Tumble
04. Don't Treat Me Bad
05. Oughta Be A Law
06. Lover's Lane
07. Home Is Where The Heart Is
08. Don't Walk Away
09. Seasons Of Change
10. Overnight Sensation
11. Love Of A Lifetime
12. Helpless
----------------
13. Overnight Sensation(Live)
14. All She Wrote(Live)
15. Home Is Where The Heart Is(Live)
16. Don't Walk Away(Live)

となっています。
上記は国内盤でジャケットが違います。放火っぽいのが問題だったんでしょうか。
2008年の来日公演記念の再発で、4曲のライブが追加されていてちょっとお得です。

のっけから正統派感がミチっとしたハードロックナンバーが展開されます。
Bill Leverty の安定感あるギタープレイも C.J. Snare の伸びのある声も曲にマッチして佳曲揃いです。
リンク先で試聴が可能ですのでちょっと聴いてみると良いかもしれません。

Firehouse は、Nirvana やらを抑えて、1991年の American Music Awards (4大音楽賞の一つ)で最優秀新人賞を獲っています。これは日本で言うならレコード大賞の最優秀新人賞みたいなものでしょうけど、本国アメリカでもこのアルバムはかなり評価されています。

因みに Firehouse はまだ元気に活動中です。今年(2014)の1月に来日もしています。
みんな程よくオッサンになっていました。(笑

FireHouse / Overnight Sensation

Kansas / Leftoverture (1976/10)


カンサスよ、それは無理だ!
僕に、世界に存在する最も美しく、しかも劇的な形容詞をさがせたって。
凄すぎるよ、あんまり。
僕の流した感動の涙じゃゆるしてくれないというのかい!

あの伊藤政則さんにこれだけの事を言わせたバンドが Kansas です。
(このアルバムじゃなくて次のアルバムだけど。)
いや、凄い名文句だ。
これ、ジャンル的にはメタルじゃないんですけどね。
プログレハードというアレですね。

1976年にリリースされた4枚目で、映画とのタイアップもあって一気に Kansas の知名度が上がるきっかけになったアルバムです。
因みに自分はリリース当時は乳飲み子だった筈ですので、当然リアルタイムでは聴いていません。

Kansas を知ったのは The Best of Kansas を中学生の時に聴いた事がそもそもなのですが、聴いて思った事があります。

「もっと早く聴いときゃ良かった。」

いや、本当にそうなんですね。

当時は既にメタル開眼して数年経っており、小遣いを貯めてはメタルのアルバムを買い漁っていた中学生だったのですが、よくあるパターンの一つ「メタル以外の音楽なんて」という中二的な疾患に取り憑かれていました。
それがですよ、Kansas の一撃であっさりとノックアウトされた訳です。
今思えば聴いたのがベストアルバムだったというのも原因のような気がします。

このアルバムに関しては、既に世界中で名盤として扱われていますので自分のようなコワッパが色々と書く事もないのですが、1曲目は某貴族(正確には伯爵)の Yngwie J. Malmsteen がカバーしていますので、実は聴いた事がある方もいるのではないかと思います。

そしてこの某貴族は、このアルバムの次の次のアルバムを聴いて、

「それまでアメリカのバンドでは Styx をよく聴いていたんだけど、Kansas を知ってからは僕の中で Styx はかなり小さな存在になってしまったよ」

と言っているのです。

どうですか、この超ド級に性格が悪く、自分以外はクソでしょという言い回ししかしない某貴族がコレですよ。
(Styx も素晴らしいバンドなんですが、念の為・・・。)

そんな Leftoverture の収録曲等は、

1. Carry On Wayward Son
2. The Wall
3. What's On My Mind
4. Miracles Out Of Nowhere
5. Opus Insert
6. Questions Of My Childhood
7. Cheyenne Anthem
8. Magnum Opus

となっており、リンク先は国内盤で曲が2曲オマケされています。

Kansas - The Wall

どうでもいい話ですが、自分が死んで葬儀を行う際に流す音楽として、このアルバム2曲目の The Wall を絶対に流してくれと家族に頼んでいたりします。まあ、死んだら当然聴けないんだけどね。

自分と某貴族もオススメの Kansas 、一つ聴いてみてはいかがでしょうか。

Death / Individual Thought Patterns (1993/6/30)

Individual Thought Patterns-Reissue
Death / Individual Thought Patterns (1993/6/30)

Death です。

と、極めてオヤジなギャグを言ってみましたが、このアルバムは Death の中でも珠玉の出来だと感じています。

まず、普通にビックリするのが面子。


Chuck Schuldiner (Vo,G) はさておき(リーダだから…)


Gene Hoglan (Dr)
Andy LaRocque (G)
Steve DiGiorgio (B)


って、なんなの、この鉄人揃いは。(笑
普通に凄い面子が揃ってしまってますが、アルバムの内容も言うまでも無く、非常に高密度でテクニカルなものとなっています。


タイトかつアグレッシヴ、名手揃いのバンドが放つ緊張感と叙情的なメロディ、キレのいい変拍子。範疇としては Death Metal に入ると思うのですが、Chuck Schuldiner の声は比較的聴きやすいので、Death Metal はちょっと…。と言う人にも許容範囲の中に納まるかと。…保証は出来ませんが…。でも、Death Metal に良くある、オボォボヴェオボヴェー系の声ではなく、しっかり歌えています。


原子時計のあだ名を持つ Gene Hoglan の手数が多く非常にテクニカルで正確なドラミングに、Steve DiGiorgio のネットリとしたベースが絡みつき、これに Andy LaRocque と Chuck Schuldiner のやけに緊張感を煽るギターが乗っかっております。普通のリズム感とか感覚ではこういった音楽は作れないんだろうなぁ、と思うくらいの仕上がりです。


最近ではメロデスという言葉もあり、メロディアスな Death Metal もジャンルの一つとして確立していますが、このアルバムが発売された1993年当時は、そういった言葉は無かった(多分…)のですが、激しさのみならず、叙情的なフレーズやメロディアスなフレーズは多数散りばめられており、徹頭徹尾手抜き無しの名盤です。


Death の Bio は、このあたりから。
オフィシャルサイトはこっち です。


収録曲は…。


Individual Thought Patterns-Reissue
Death / Individual Thought Patterns (1993/6/30)

01. Overactive Imagination (3:28)
02. In Human Form (3:55)
03. Jealousy (3:39)
04. Trapped in a Corner (4:11)
05. Nothing Is Everything (3:16)
06. Mentally Blind (4:45)
07. Individual Thought Patterns (4:00)
08. Destiny (4:04)
09. Out of Touch (4:19)
10. The Philosopher (4:10)


となっております。
リンク先は2011年に再発されたリイシュー盤で2枚組になっており、Liveやこのアルバムに入らなかった曲が含まれています。ちょっとお得。


で、Death と言えば、Chuck Schuldiner な訳ですが、非常に非常に残念な事に既に脳腫瘍で他界されております…。本当に知った時はショックでしたし、まだまだ彼の音楽が聴きたかったな、と。


ともあれ、Death Metal の Death は、Death の Death 。
と言われる事もある位、Death Metal というジャンルには影響を及ぼしたバンドだと思います。このアルバムについては、多少音質がよろしくないという評価もありますが、それをマイナスにしたとしても余りある内容ですので、機会があれば聴いてみてはいかがでしょ。

Death / Overactive Imagination