お久しぶりです。
更新が滞ってしまっていましたが、理由は…
新しいスマホゲーム
よく広告で出てくるネジを外して木のパーツを落としていくパズルゲーム。
恐ろしいゲームです。
夢の中でもネジを外している数日間。
廃人のようにやり続けて、やっと現実世界に戻ってきました。
昔からゲームにハマると、数日間は寝食惜しんでやり続けてしまうのですが。
40代でもやらかしてしまうとは
反省。
さて、今日は仕事での疑問というか葛藤というか。
何が正解なのか、わからなくなってしまうお話。
老健は基本的に、入院してADLが落ちた方が、リハビリをして準備をしてから自宅に戻るような方が入所されます。
本来は3〜6ヶ月で対処するような施設。
ただ実際のところ、元々いた施設に医療面で戻れない方、自宅で生活できなくなった方など、様々な理由で長期入所になる方もたくさんいます。
入所後、3ヶ月は集中的にリハビリがあります。
在宅復帰される方は、自宅で必要な動作を安全に行えるようにリハビリをします。
在宅復帰の方はADLを上げていけば良いので、とてもわかりやすい。
ガンガンリハビリやっちゃってくださいよ先生〜(PTさん)と思います。
問題は他の施設に退所される方。
例えば…
転倒を繰り返して大腿骨頸部骨折の術後。
車椅子生活になり、入院中に認知症も進行。
目指すのは特養への退所。
という、とてもよくある利用者さん像の場合。
1人で立つとふらついて膝が折れてしまう。
介助なしで立ち歩くのはとっても危ない状態。
リハビリでは歩行器を使って歩行の練習をしています。
転倒前は歩いていた方だし、歩く力は残っています。
独歩は無理でも歩行器を使えば充分歩ける。
歩行器の訓練で、本人の能力を引き出すことはできるでしょう。
問題は、元々歩行器を使ったいたわけではないので、
独歩だと100%歩行器を使わずに歩き始めてしまう
そして転倒歴多数。
杖独歩→歩行器独歩
のように、安全対策として一段階落とすならわかる。
更に言えば、特養を目指すのなら車椅子で良いんです。
要介護3以上ないと特養に入れないから、歩けると認定されると困るのです。
まあ、介護度を上げるためにリハビリしないのも、どうかと思うのですが…
現実的に考えて。
①転倒を繰り返している。
②認知症が進行している。
③特養入所を目指している。
この3つの点を踏まえて。
この利用者さんの今後を思うなら、歩行練習をしてADLを上げることが、必ずしも正解とは限らなかったりします。
実際に歩行練習を始めてから、車椅子からの立ち上がりやベッドから離床して歩いてしまい、転倒して入院生活に逆戻りする方もいます。
ADLを下げてしまうのならなんのためのリハビリなのか…
例えば
車椅子自走
車椅子↔︎ベッドの移乗
など、今後使う動作を安全に行えるような訓練が、現実的に必要に思います。
習得することで転倒リスクも少なくなるし
何より利用者さんが安全に自立して移動できることが、何よりのリハビリになります。
若い方なら説明すれば危険性を理解できる。
さらにどんどん元のADLに戻っていくことが多いでしょう。
しかし高齢者は、本人が考えるADLと実際のADLに差異があることが多い。
認知症があれば尚のこと、危険性の認識はなく、転倒転落リスクは跳ね上がります。
本人やご家族の意向もあります。
元のADLに戻りたいと誰しも思います。
実際アップすることもありますが…
年齢を重ね、入院生活を経て、認知症が進行すると、どうしても以前のような生活は難しい。
病院の頃はもっとカンファレンスも多くて、退院支援はやりがいがありました。
今の職場は全職種が集まってカンファレンスをしないので、それぞれの職種の目標がバラバラ。
本当は私たち看護師がそこを繋いで行きたいのですが、色んなしがらみがあって動けない現状もあり。
モヤモヤする〜
と、ちょっと愚痴でした。
クリックしていただけると嬉しいです

シングルマザーランキング