マルチ商法と看護師【前編】

今日は看護学生になりたての頃のお話。

子どもの保育園に同じ時期に離婚をしたAさんというママがいました。
離婚することになって、私もAさんも実家に帰り、保育園はバラバラに。

離婚の進捗を話したり、お互いの仕事や学校の話をしたり。
子どもも仲良く遊んでくれるので、私としてはこれから仲良くしたいなーと思っていました。

ある日、いつものようにお誘いが。

平和にやり取りをしている最中。

Aさんが急にパワーワードをぶっ込んできます。

よくあるあの台詞ーっ

当然思い浮かぶマルチなのかな？という疑問。
この年代になれば、何度かこの手の勧誘はされています。
ただ、私にはAさんがマルチ勧誘をするとは思えない理由がありました。

Aさんと同じ保育園だった頃。
同じクラスにマルチを生業にしているママさんがいました。

その方が、ママ友LINEグループでマルチ勧誘をして、他のママ達から集中砲火を浴びたのです

まあ、保育園のお付き合いにそんな話を持ち込んじゃいけませんよね。

保育園の先生からも私達にこっそり注意喚起があり、ママ達みんながマルチに対して嫌悪感を露わにしていました。
親しくなり始めだった私たちは、2人でお茶をしながらその話題に。

他のママさんほど嫌悪感は出さずとも、『マルチは嫌だから断りますよ〜』という主旨の話をAさんに伝えていたのです。

更にAさんからLINEが。

うむぅ…そんなに警戒することもない…のか…？

看護学生になったから、良かれと思って看護師さんを呼んでくれたのかな？
本当はAさん親子だけと遊びたい。
でもお断りするのも角が立つしなあ。

と、怪しみつつも、元看護師が来ることを了承したのでした。