秩父夜祭に行ってきた。もう何度目だろうか。というか案の定、写メやビデオ撮り過ぎて、旅の余韻に浸る身としてはチョイスに異様に脳みそを使うことになる。


でもとりあえず、興奮冷めやらないうちに書こうとはしてみる。篠同人など個人が写っているものや動画はFBに載せる予定。

おわら風の盆の時も篠全体で吟行しようとしたが人数が集まらなかったが、今回も少人数決行となった。秩父夜祭は毎年の12月3.4日に行われ、他の祭りと違う点は4日の最後の日よ夜から夜中が見どころという点である。なので宿に泊まれたのは月曜日に仕事が休める数人。それでも古参同人のYさんがご夫婦で参加されたので新鮮な風が入った。

秩父に生まれ育った篠の編集同人が今回は仕事で断念。私が慣れない案内をすることに。

(何回も行っているのに自身の方向音痴に💦)

御旅所を通り過ぎつつ、まずは秩父神社にご挨拶に。すると山車がもう既に到着しており、神主さんが詔をあげていた。横をするっと入って撮影した。

神社ではレッド吉田さんがYouTubeか何かの撮影をしており、インタビューされたがいつか放送されるのだろうか。



鳩吹きて柞の森にるんの吹く」辻村麻乃

この句は私の句集『るん』より。これはこの秩父神社の裏の柞から詠んだもの。季節は秋の句だが。

そしてこの写真の右下に秩父神社の秩父宮妃殿下がお手植えされた乳銀杏。それにちなんで御神籤を結く銀杏型のモニュメントもある。


許可を得て撮影したのだが上手く撮れず。ベビーカステラがとても上品な味で和菓子店のよう。


思い思いの屋台のものを購入しシェアしての昼食。娘とのお祭りだと立って(笑)食べるので新鮮。

時間がずれるが、夜七時から十時くらいまでのロングラン花火。祭り会場のどこからでも結構見えることに気づく。

花火の前に矢尾デパート方面で歌舞伎も見るが遠くて重いリュックのまま手を高くあげねばならないため写メは一枚。途中途中で太鼓の演奏も。

チュートリアル的な時間に駅前は諦めて落ち着くため夢庵へ。胡桃ダレ蕎麦が案外美味い。一生飲み続けたいほど好きな蕎麦湯もたくさんお代わり。

夜泊まる白砂荘の女将さんからのアドバイスで、矢尾から御花畑駅経由珍達そば方面へ迂回。




山車の祭人の「ほーりゃいほーりゃい」という掛け声と山車のわっぱ(木のタイヤ)のギシギシいう音、鳴り止まない屋台太鼓、花火の音が相まって祭はクライマックスへ。

有料桟敷席は十月に発売即完売。無料の人は裏手から上の方しか見えないが、タイミングよく団子坂の曳きあげを見ることが叶った。

色々不遇なことが周りの家族で続いていたが、我々は本当についている、運がいいのだと。そう思うと、今ある命を大切に精一杯生ききってやろうではないかと思える。

三十六年くらいのお付き合いで(新卒就職時のアールヴィヴァンで同期、ママ友としても長い)Yさんは母存命中からの同人。オンとオフをきちんと分けてくださり、ある時はお弟子さんである時は友達。

お部屋はそれぞれとなったが、遅い時間のお風呂に和気藹々と入った。

翌朝の朝ごはんの豪華なこと。

お昼なかなかお腹空かず、龍勢会館の道の駅で買ったしゃくし菜パンと祭りの湯の味噌ポテトをラビューで食べながら帰宅。

この左下は右側が白砂荘の美人女将。彼女の美しさが輝いて(頑張る人は美しい)私は霞むが、いつ会っても気さくでとても良い方である。ご馳走様でした。天気が良くて武甲山が見える。

またまた彼女のアドバイスで、美の山に寄ってみた。

その前に龍勢会館に行くも、我々のラビューチケットが電波の関係で買えているか不安になって見学までそこそこに西武秩父へ。


最初に夜祭来た頃にはなかったが、今は秩父名物となりつつある祭りの湯。岩淵喜代子氏ともここでご飯を食べて、栃本や下吉田の子どものお花祭りに行ったことがある。


美の山展望台。逆光で難しかったが、実物はもっと景色がよい。


句会をする時間がなく、この二日間の俳句はそれぞれ、13日のカルチャーや16日の六本木句会で披露することにして解散。

お疲れ様でした。句会の予定は前のブログ参照してください。