水戸の画家、福地靖氏の作品展と小品展が二月に水戸で行われる。福地靖氏は篠の古参同人でもあったが、それ以前に画家として父、岡田隆彦と仕事をされてその記憶があった。

とても魅力的な人物像を描く画家で、晩年は生徒を教える立場にも。

大洗プリンスでのインタビューの時に、まだ幼かった私は母とプールで待ちつつ同行した。

篠で私が母の代理で編集をするようになってからもずっと特徴的な万年筆の文字で手紙をくださり、時にはお電話も。

そして、母が病床についてのち、会いに行かなければと水戸のご自宅へ。

ゴリゴリと珈琲を挽いてくださり、よもやま話など。

姿が見えなくなるまでずっと手を振って見送ってくださったのが最後となった。

病状が悪化されてからも、奥様経由でご様子をお聞きして高カロリーゼリーなど贈らせて頂いていた。

人の命は有限だと思い知らされる。

合掌しつつ、機会があれば訪れたい。

①2/19〜2/27ART21
茨城県水戸市宮町2丁目4-33駅より5分
②2/4〜2/10,2/11〜2/17
常陽藝文プラザ
水戸市三の丸1-5-18常陽郷土会館内