ブログ形式としては15日以上間が空いてしまい、あっという間に四月に。
まずは毎年恒例の地元朝霞台駅から近くの黒目川の桜並木をやっと見てきました。
あちこちの自粛で、それでも気分転換したい人々が中洲でピクニックしていました。怖がりなわたしはダブルマスクで人混みの川縁には降りず。
夜はこんな感じ。流石に人はまばら。
例年なら桜祭りで屋台が出ますがみんな一斉に夕飯時間に家に帰ります。
そして桜開花時期より前の21日に(命日は23日)篠六本木句会のメンバーを中心に岡田史乃追悼吟行を赤塚植物園で行いました。
貸し会議室では全員手にアルコールスプレーでマスク。テーブルも拭きました。
赤塚植物園の中には万葉植物園もあり、歌人の歌も植物の名前と共に札に。一人で行っても良い所です。
その時と一人花見お茶で頂いた春らしいものたち。
さらに家の周りの桜やお花。
そして篠同人の近澤有孝さんがこの度第一句集『踝』を上梓されました。おめでとうございます。 
私が主宰継承後、初めての会員句集出版でもあり、緊張しな柄帯文を書きました。この方は詩人でもあるので、感性が素晴らしいです。

海鳥の声ちりばめて暮れ遅し

あたたかや雨のはぜるも雨の香も

春の闇勝手口よりしのび入り

踏青やいずれ故郷を忘れたる

はつなつや象ぐつたりと横たはり

木の橋の軋みて稚鮎の影黒し 

草引かば草みなぎやつと声をあげ

うつかりと溺るるための金魚かな

日の暮れをいまだに知らぬかなかなかな

虫とよく似たる暮らしや秋簾

猩々の影黒々と神の留守

ペン立ての鋏で葱を切りはじめ

生煮えの山芋齧る山男

楔形文字の便りを凩に

あの坂をくだれば磯へ冬灯し

まだまたたくさん紹介したいですが、気になる方は

喜怒哀楽書房 〒950-0801新潟市東区津島屋7-29  

tel 025-250-9666

ISBN978-4-907879-68-6



なるべく②も本日中に更新します。
篠はもう少しで192号春号をお送りできると思います。
よろしくお願いします。