家庭第一、それは晩年の母が口を酸っぱくしてわたしに言い続けてきた言葉だ。
それこそが、孤独にならない方法なのだ。
という間に次女を伴って赤坂の家に行って氷山の一角だが少し本を整理してきた。
兎角、女性は勿体無いからと包紙や箱までとっていがちである。かくいう男前俳人、岡田史乃もそうでありまず不要なものを整理してから本を改める。横には縛り係の次女が控える。
の中でも大切な本を発見する。弟子を取らない安東次男の下で共に学んだ母にとって兄弟子ともなる詩人の高橋睦郎氏の句集『稽古飲食』である。江戸の書物のような装丁で序文が三橋敏雄氏。
この日夜遅くまで作業をして(写メは帰路のミッドタウン)余りに疲れてしまい赤坂に置いてきてしまったがまたゆっくり拝読したい。
一休庵の蕎麦が美味い。
事前投句形式で当日吟行嘱目句も投句。
皆さん良い方ばかりで句会も懇親会も和気藹々。
帰路では残った面々で吉祥寺伊勢屋にも。
まさか一句ずつ批評されるとは思わず。
ここまで丁寧なら地理的に離れた句会でも指導はできるのだなと勉強になった。
ここでこれからも長くお付き合いしていきたいと思える二人の人物に出会う。
懇親会の後に、ジャズバーサムライに。
二健さんの笑顔に癒される。素敵なお店だ。
そして、有難い事に毎日誰かしらか四、五冊は本が届く。それを紐解き時に対応しながら今度は家の本の整理。俳人って本に侵食される生き物だ。
なので今度は気分を変えて、句集『るん』撮影地である葉山に。夏の海は見ているだけだとサウナみたいに滝の汗。なので、森戸神社にご挨拶に。
なので今度は気分を変えて、句集『るん』撮影地である葉山に。夏の海は見ているだけだとサウナみたいに滝の汗。なので、森戸神社にご挨拶に。
クラシックメタル、プログレハードロックを好むわたくしはどーしても緩い音楽が無理である。
そんな南国の緩い音楽のお洒落なサマーハウスに若者がたくさん。欧米人の方々は波打ち際で部活のように激しく羽根つき(違うスポーツと思われる)をしていた。
句が出来ないのでなく、あちこちに出すためと、以前真似をされてしまったことから余り句を載せたくないという気持ちとなっている。
しかし、この葉山の夕景からは母と過ごした幼少時がしきりとフラッシュバックする。
孤独にならないためには。まず家族を大切にしよう。これは自身にも皆さんにも。
母への句を載せて頂いた。