今日は風が強かった。場所によっては風速は23メートル。花粉も昨年の43倍とか。
こんな駆け足の春が過ぎようとしている。
やることがたくさんというのもあるが、なんとなく気持ちが重くブログ更新が滞ってしまった。
なので時系列ではなく、地域に分けて二つ続けてアップしようと思う。
人は生まれ育った場所から巣立って、縁のある土地で大人になっていく。
ふわふわとした少女時代を過ごしたのは都内の赤坂だが、板橋を経てもう20年も朝霞市で暮らしている。父の理想とした、地に足をつけた生活である。
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今までは家族の健康管理に追われていたが、昨年末から自身の体調管理も気をつけるようになり、春は専らウォーキングをしている。
徒歩10分もしないところに前も紹介した黒目川が流れている。
水が綺麗なので色々な鳥がきたり、色々な植物も観察できる。
なんといっても、時折高架を電車が通るのが魅力である。東上線と武蔵野線だ。

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川越街道の大井宿には美味しいお蕎麦屋さんがある。教会帰りに久々に寄ってみた。
その名も「むぎとろ」。外に水車のような飾りがあるのが特徴である。私はもちろん麦とろのセットの方を食べた。

そして同じ埼玉でも春の遅い特徴思っていた秩父、長瀞。先日の總持寺吟行の3月31日に既に市内の桜が満開と聞いて焦って5日に出向いたが間に合わなかった。都内と同じくほとんど葉桜となっていた。
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それでも少し残っていて、遅咲きの桜に電車の写真も撮れた。初夏の花が先取りのように咲いていたり、朝霞も長瀞、秩父も百花繚乱である。
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何故か自身の入学式のようなファッションで。

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ここは熊木町の千茶古というレトロな喫茶店。制限を解いて久しぶりにハンバーグ。ここもお客さんに合わせてカップを選んでくれるようだが、緑の葉にほんの少し濃いピンクの小さな花が描かれているカップだった。古い木のテーブルの上には秩父銘仙の布が挟まっていて楽しい。
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千茶古

秩父のミューズパークの中のパルテノン神殿を模した建物。誰かの犬が寂しそうに繋がれていた。
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こちらは通常の秩父の遅き春でラッパスイセンが見事であった。
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因みに画質が良いものは友人が一眼レフで撮ったものである。
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最後に、白砂公園のカタクリの花を見に行った。この見頃に間に合わなかったのは泣きたくなるほど悲しかった。一生懸命探して友人がまだ咲き残っている花を綺麗に撮ってくれた。
今年の春は駆け足で去って行く。
その後ろ姿を追って私も駆け出した。
間に合うだろうか。

かたくりは耳のうしろを見せる花     川崎展宏