週に一二度は仕事を兼ねて赤坂の母のところに行くのだが、先日の秩父ミューズパークで何分咲きどころか一二輪しか梅の花が綻んでいなかったので無性に見たくなりまず湯島天満宮へ。
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一昨年だったかこの時期に吟行でここを訪れて、友人は甘酒を飲み、私は猿廻しを見た記憶があったが、絵馬もその両方も今年もやっていた。今年は乗り換えて行ったので表からきちんと入り牛も撫でることができた。急いで赤坂へ移動し郵便局の所用を済ませて初めての京華茶楼赤坂通り店へ。平日のランチタイムだったので色々なコースから中華丼をセレクト。担々麺も珈琲もついて安価で美味であった。また利用しよう。
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そして昨日は名古屋からの友人といつもの俳句仲間と東京オペラシティの谷川俊太郎展へ。
吉増剛造さんの声ノマ展と比べるとシンプルであったが、馴染みの詩がモニターあちこちから一字ずつ明滅したり、一行の言葉がジョンレノンミュージアムのように柱にかかれ、その裏に関係する資料や谷川さんの集めたラジオなど展示されて興味深い展覧会であった。
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背の低い端‥の一行脇には等身大の谷川さんのお写真。父、岡田隆彦が存命時代には毎年大岡信さん宅でお会いしたりしてきたが、最後にお会いしたのは21年前の父の葬儀である。
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時の経つのはあっという間だ。母もよく言うが詩人は生きていなくては、生きてさえいれば今でも色々と繋がりを持つことができる。
今度丘の上ムジカからE-motionという企画で本が出るのだが、私も寄稿しており、そこに谷川さんも書かれるとのことだ。不思議なご縁ではあるが、とても幸甚なことである。
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オペラシティには食事以外で寄ったことはなかったか好きなチェーン店のセガフレードザネッティでお茶もした。名古屋からの友人から手作りの短冊入れや本物のカカオのチョコレート、香り立つ珈琲豆を頂いた。お菓子やフルーツはそのあと移動した新大久保の韓国スーパーにて購入。
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お肉が苦手な方もいると思うので写メはあげないが、ハレルヤという韓国料理店でスンドゥブやサムギョプサルにカルビチムなどなど頂いた。
そこから、生前の父親が黄昏病と言って日が暮れる度に引き込まれていったゴールデン街へ。
昔は昼に学生にランチを出していた店もあったとか。私は殆どご縁がないが、詩の関係者と来たことはある。
この日に入ったのはボニーという母親より年上の雰囲気の女性が経営する和風スナック。昆布だし塩味のおでんの大根が美味しかった。
私は呑めないのでどのシーンでも烏龍茶だ。
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この日は府中で梅見の句会とのことで北大路翼さんは留守だったが、ボニーで時間潰しをしてから砂の城へも行ってみた。階段があり得ないくらい急で驚いた。でも皆さん翼さんに会いたくてこの急階段を登られたのだなと思うと感慨深かった。
このところ句会の懇親会終えても9時前には帰宅していたので久しぶりの夜の外出となった。
悲喜交々の昨今にあって、兜太先生への追悼句しか詠めていないが、今日は筆っぽい筆ペンである依頼の為に手紙を書こうと思っている。
今週末には岡山に父の墓参の旅をするが、朝が苦手な次女が同行することになったので往復とも夜行バスに。中一泊は岡山の牛窓という日本のエーゲ海といわれる街に泊まる。次女の力量では多少不安だが夏に出す予定の句集の写真が撮れたらと思う。その次の日は、祇園祭を案内してくれた友人が待つ京都に。兎に角元気で野菜を沢山食べておこう。
花屋の梅と近所の幼稚園のきりん、まだまだの秩父ミューズパークの梅。
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篠の次号〆切は3月5日必着です。