先日いつも下車しながら寄らずに通り過ぎている、東武東上線の小川町近くの伝統工芸館に行ってきました。
ここは我が家の娘たちが、小学生の頃の社会科見学で行ったところで、二人とも紙すき体験をしています。
2年前に深吉野の紙漉きの里を訪れながら、自分の住む埼玉県の紙漉きのことを知らなかったと気づきました。
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紙漉き体験は細川紙の伝統技法で地元の楮(コウゾ)と黄蜀葵(トロロアオイ)を混ぜたものを掬う作業から始まります。掬うのが一番大変でその技を得るのに十年かかるとか。なのでこの時も職人さんと一緒に救って、最初は縦縦、次に横と揺らします。それを平らなところに出して乾かし、この日はセットになっていた生の花や切り紙を自由にデコレーション、のちに職人さんが上から再び漉いた紙を重ねて乾いたら取りに行くか郵送してもらいます。
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この日は吊るし雛やお雛様の展示が沢山されていました。載せきれませんので是非見に行かれてください。
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母がお嫁に持ってきた段飾りのお雛様は関東のものなので、この三人仕丁が靴などの道具を持っています。泣く怒る笑うの三人です。ですが、ここのは関西のお雛様だったようで、それぞれが掃除道具を持っていました。困り顔ですね。
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お雛様は見ているだけで和みます。
我が家のは
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これで、母、岡田史乃が
見に戻る雛の売り場の雛の顔
と詠んだお雛様、長女用のです。
私のお雛様はガラスケースに沢山入っているもので、赤坂実家に眠っています。
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そしてなんと、この企画展に、秩父のさもじろうさんの「おじサンタの会」で出会った画家の石橋成呉さん←この呉という字は本当は下が大という字だそうです。が個展を開かれていました。
秩父っ言葉のあちゃむ詩だんべ絵という四冊の本からの展示でした。
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こんな感じで秩父の方言で詩が書かれてその説明と挿絵がある楽しい本でした。
秩父の作家の方は話好きの方が多いのか色々なお話が聞けました。
お土産を色々買って帰りました。
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小川町伝統工芸館