立冬も過ぎた9日の木曜日に鶴見の總持寺に行って参りました。
俳句仲間に鶴見大学の関係者の方がいて、ご案内から句会など色々してくださり、こういった良き日を過ごすことができました。感謝です。
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總持寺のホームページ
http://www.sojiji.jp/honzan/

昨日、母から野澤節子先生の葬儀の際にこの總持寺に参列したと聞きました。
また私が毎日楽しみに句を読ませていただいている市堀玉宗さんというご住職のいらっしゃる能登の興禅寺と関係深いと知って、不思議なご縁を感じました。
鶴見の總持寺は壮大な敷地を持っており、石原裕次郎のお墓があることでも有名ですね。
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この時期は薄紅葉がとても綺麗で、近くの園児たちも落ち葉や木の実などを拾って遊んでいました。
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百間廊下は本当に隅々まで拭き清められており、鏡のように美しかったです。
堂内にあった与謝野晶子の歌碑に共感しました。
胸なりてわれ踏みがたし氷より

すめる大雄宝殿の床   与謝野晶子

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大祖堂には三千人ものお坊様が集られることもあるとのことで、その規模や荘厳さに思わず頭を垂れてしまいました。
百五十人が座禅を組むというお部屋も見せて頂けました。


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若き美僧に一通り案内してもらったあとは精進料理を頂きました。僧の案内できちんとした作法で頂く精進料理は命を頂くという「いただきます」の言葉が身にしみるような満腹感が得られました。
そのあとは借りていた清浄な一室で句会。
緊張しながらお茶を頂き、貴重な学び合いの時間を得ることができました。
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舌の根も乾かないうちに、みたいな体となるのですが、残った皆さんで鶴見駅前の土間土間で懇親会。
最後まで素敵な1日となりました。

色変へぬ松の千年金鶏門

きゆつきゆつと百間廊下の冬日向

寒牡丹百五十人の座禅かな

鐘鼓楼ばあいんと鳴りて冬昼餉

                                  麻乃