7月7日は東京四季出版の七夕まつりでした。
仕事を変えたので昨年から参加し、今年も「ににん」のお仲間が賞をとられていて岩淵喜代子先生と一緒に参加できました。
今年は両親ともご縁のある高橋睦郎氏が大賞、「篠(すず)」181号でも取り上げさせて頂いた山田貴世氏が特別賞、友人でもある涼野海音さんが新人賞、そして若手の鈴木加成太氏が奨励賞でした。また講演はBLOG俳句新空間でお世話になっている筑紫磐井氏という素晴らしい組み合わせで、お一人一人のお言葉も含めて充実したパーティーとなりました。

筑紫磐井氏のお話は先日私が篠で取り上げさせて頂いたご著書『季語は生きている』からのお話で、例句を挙げながら花鳥諷詠と文学派の二つの流派の考え方、直叙法と暗示法の使い方、季題や名句の典型など大変勉強になりました。また高橋睦郎氏の魔界に落ち込んで滅びる覚悟を持って作るという御姿勢についてのお話は鳥肌が立ちました。

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そして翌日の8日は妻沼聖天で斎藤実盛忌句会に参加しました。俳人協会の埼玉県支部で知り合った橘の風来子さんが色々お世話をしてくださって、俳句大学のメンバーをご招待くださいました。
まずは妻沼聖天での斎藤実盛忌法要から始まり、田山花袋が残雪を書いたとされる千代枡というお店で句会。そこで鰻重も頂きました。

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一行はそこから妻沼のおしゃれなお菓子屋さん沢田本店で思い思いのケーキを買って、その横のカフェからアイスコーヒーを出前してもらってお茶を。


これは頂いたものと、左下は妻沼聖天の近くのいなり寿司です。このいなり寿司は歓喜天から陰陽を表しており、陰としての海苔巻きと陽としてのお稲荷さんとなっている珍しいものです。
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最後にもう一度聖天山歓喜院に行き、橘の主宰であった松本旭先生の句碑を見に行きました。
本当に充実し、俳句のご縁に感謝する一日となりました。

枝垂れ葉の揺るる湖面や実盛忌               麻乃