先週の土曜日に新宿ロフトで開催された新宿ゲバルトと戸川純のライブに行ってきました。
ロフトの35周年記念とかでアニバーサリーっぽいタイトルのイベントでした。(長い名前は覚えられない)
新宿ゲバルトの存在やスタイルは知っていたけど、ちゃんと曲を聴くのも生で見るのも初めてです。
もちろん戸川純も昔から知っていたけど同じ空間で間近に見るのは初めてです。
本気で好きじゃないとなかなかライブって行かないのです。本気のファンがおっかないし勝手がわかんなくて敷居が高いからね。
新宿ゲバルトは僕の想像よりもマイルドでした。曲も好みですよ。
もっとゲバ棒で客を殴ったり体当たりでバリケードを突破する感じだと思っていました。
周りのゲバルトファンの集団がここぞというところでお決まりっぽい挙動を見せるので長いものに巻かれて真似するワタシ。ちょっと楽しかったです。
途中2回くらい突然音が止まったので、ゲバルトのお二人が何かしら(ノリが悪いとか国家の犬が潜んでいるとか)に対して怒っているのかとドキドキしました。
でも全然そんなんじゃなくて機材トラブルかなんかが原因で、微妙なMCで一生懸命場をつなげてくれていて安心しました。
戸川純さんは僕の知っている戸川純さんよりちょっとお肥えになられてジャニス・ジョプリンを髣髴とさせる雰囲気でしたが人柄はまさにあのまんまで、YOUさんと大山のぶ代が混じったような話し方から豊かな感性や優しさやユーモアが伝わってきて鳥居さんに教えてあげたいくらいでした。人多すぎでチラチラとしか姿が見えませんでしたが、やはり生だとオーラが伝わってきますね。
そんなに戸川さんの曲に詳しくないので初めて聴く曲がたくさんでしたが、知っている曲も何曲かありました。
僕は『赤い戦車』という曲がなんとなく心に残りましたよ。(終わった後にファンの人にタイトル聞いたんだけども)
体調の都合で戸川さんはずっと座って歌っていましたが、アンコールの『パンク蛹化の女』だけ昔のようにステージを縦横無尽に動き回って歌ってくれました。
『蛹化の女』ってヨウカのオンナとかヨウケのオンナとかって読むのかと思ってたらムシのオンナなんですね。
戸川さんがそう呼んでたからそうなんでしょう。
50歳を迎えた戸川純はやっぱり戸川純のまんまで、僕はきっと林檎さんも鳥居さんもレディー・ガガもそういう風に齢を重ねるんだろうと思いました。僕は戸川純に会えてよかった。
すっかり戸川ファンになってしまったので、Amazonで3枚組みのアルバムを注文しました。
新宿ゲバルトも戸川純ちゃんもまた見に行きたいな。