夏の参議院選も、英国EU離脱の時もそうだったけど、大学やSNS含め、僕はもうリベラル一色って感じで、「まさかそんな野蛮な保守的選択をみんな下すはずないでしょ」っていう雰囲気だった。
本音を言うと、まさかまさかトランプ氏が勝つとは思わなかった(まだ決まってないけど)。でも視点を変えてみると、決して理解できない状況ではない。
夏の参院選までは、僕も生粋のナロードニキ気取りで、「いや安倍政権支持者頭悪すぎだろ!もっと啓蒙されろよ!」と心から思っていた。
でも結果は自民党の圧勝。ショッキングだった。中でもびっくりしたのは、僕と同年代の若者の多くが、自民党に票を投じていたことだった。
そのあと、僕の考え方が変わった。
自称頭のいい連中が言ってる「リベラル」ってなんなんだ?
もし、僕が高卒だったら、もし僕が本当に経済的に苦しい家庭の生まれだったら、どんな選択をしていただろうか。
もし映画や音楽が好きな友達に囲まれていなかったら、もし毎月の生活費を必死に稼ぐ社会人として生活していたら、どうだったか。
おそらく、新聞や本や音楽に触れる時間なんてなかっただろう。
そしてそこに書かれたスーコーな理想にかぶれるチャンスもめぐってこなかっただろう。
セイジやテツガクについてなんて考えることなく、家族のために必死にお金を入れて、友達や家族とわいわい幸せな生活を送ることに夢中だったかもしれない。
リベラルってなんなんだ?
確かに言ってることは気持ちがいい。格差是正、弱者救済、環境保全、人類の進歩。。。
だけど、誰が決めたんだ、「俺」たちが格差を是正してほしいって思ってて、「俺」たちが弱者で、「俺」たちの命よりもチキュウカンキョウの方が大事で、頭いい人が人類をチンポさせなきゃいけないなんて。
そして参院選やEU離脱が決まると、「これが世界の選択か・・・泣」みたいにニヒルかましてやがる。
それぞれの都合も知らないで、頭いい俺たちの考える理想が、世界を救うと信じてやまない自己中、それがリベラルなんじゃないか。
僕は、
安倍政権も、EU離脱も、糞トランプさんも、みんなにとって悪い事ばかりなのは間違いないと思っている。
なぜなら、そういった選択は、自分の頭で物事を考えていない証拠だからだ。
この一票がで自分の生活を良い方向に変えたいと思うなら、そういった選択はなされないはずだ。
以下が僕の「理窟」。
「安倍政権のせいで言論の自由が侵される世の中は嫌だし、EU離脱で貿易が減って失業者が増えるのは損だと思うし、トランプ氏の示す、裕福な人が優遇される税制には反対だ。」
たまたまこうした情報を知っていたから、僕は僕なりに判断できる。
でも、民主主義にしたがって民衆の過半数が「不合理な」選択をしたのには、れっきとした理由がある。
そしてその「理由」とは、恵まれたインテリかぶれの俺が考える「理窟」なんかよりも、何百倍も説得力に満ちていて、実感に基づいていて、命を削って考え出された結晶だ。
「民主党は何もできないし、仕事を奪う移民は敵だし、アメリカ一国だけ考えたい」
少なくとも過半数の人々は、こうした意見を持っているということだ。
その意見は、感情的なだけで、合理的でない。
確かに、彼らの意見は、彼らにとってさえも、有益ではない。
しかしながら、大切なことは、過半数の人々が、そんな感情的な意見に頼らざるを得ない状況に陥っているということなのだ。
もはや、現状に満足できる人なんて半分もいなくて、過半数がなにか合理的じゃないめちゃくちゃなものに頼ってでも、厳しい現状を打破してほしいと願ってしまっているのだ。
そしてそんな悲惨な現実を作り出してきたのはだれか。私は、一握りの恵まれた人たちだと思う。
恵まれた人たちが、自分たちだけ甘い汁を吸って、ビートルズ歌いながら、嫌なものをずーっと外に押し付けてきた。
そしたら、知らないうちに押し付けられる側が本気を出してきて、ポピュリズムやテロリズムといった形で歪みが表れてきた。
因果応報である。自然の摂理である。
一部の人間がうそぶいてばかリいられるように、地球は出来ていないということだ。
恵まれた人たちが、リベラルとかいうダブルスタンダードきめてるうちに、巨大な大衆の怒りがポピュリズムと化してカウンターパンチ喰らわせた。
先進国の人間が、途上国に憎しみを押し付けてるうちに、テロリズムが組織されてカウンターパンチ喰らわせた。
そして、
人類が、地球に汚染物質押し付けてるうちに、気候変動やファストフード含む健康被害がカウンターパンチ喰らわせた。
ああ、これからますます厳しい世の中になっていくと思います。
とりあえず私は、まず自分がなんとか生きていけるように、精一杯頑張ります。
それからだと思います。

