コーラスライン
池袋 東京建物ブリリアホール
アダム•クーパー主演
ミュージカルの舞台のコーラス(バレエでいうところのコールドバレエね)のオーディションが舞台
本来は舞台に出現しない演出家であり、振付家のザックが集まったメンバーに踊りの課題を出し
彼らは踊って
自分の人となりを語り
そして合否が出て舞台への稽古に向かう者
涙を飲んで次を目指す者
ブロードウェイのミュージカルのオーディションはその作品の興行ごとにオーディションがあって短期契約を結ぶのでオーディション会場にはドラマがありますね
音楽は名曲揃いですし役者は歌もダンスも上手でした♪
映画を観てはいましたが、ほぼ半世紀前のこの作品を舞台で観るのは初めてで
なかなか面白いと思いました
休憩なしで駆け抜ける感満載でとても面白かった
役者がそれぞれのドラマを持って舞台を目指す
個性ある演者で
セクシャルマイノリティが2人いて、映画を観た時にはそれがすごく印象に残ったのですが
今見ると人種間のカテゴライズが鮮明で
また親子の関係が悪い者
ルッキズムに傷ついている者
貧富の差にコンプレックスを持つ者
それぞれの心に潜む傷口を曝け出しながらオーディションに臨む姿勢が歌やダンスと共になかなか感動的でした
大変よく出来ていると思いました
何回もトライしては落ちて
傷つきながら踊る
何のためになのかわからないけど
夢を追い求める姿に激しく共感してしまいました
有名なミュージカルは
屋根の上のバイオリン弾き
ユダヤ移民のお話だし
サウンドオブミュージックも
逃亡するユダヤ人のお話
王様と私はアジア人への差別の話だし
ライオンキングはアフリカ人のための
ミュージカルらしいですね
また アダム•クーパーといえばビリー•エリオット(リトル•ダンサー)ですが、お話のベースには英国の炭鉱の労働者運動という芸術というものの存在自体が隅の方に追いやられている時期の話でした
暗く重く、すぐには変わらない社会だからこそ
芸術が心の救いになっているという
共通点をはっきり感じることができました
カーテンコールは撮影OKでした
ありがとう音楽🎵&ダンス