今月号のダンスマガジンを読んでいたら
シュツットガルトのクランコスクールの
校長である名教師
タデウス•マタチ先生
就任して27年
今年いっぱいで校長を引退されるそうです
のインタビューが掲載されていて
その言葉一つ一つに
厳格でありながら
若いダンサーへの
優しさと
常識や品格や聡明さが詰まっていて
バレエ教師の末席にいる私のようなものにも
心に刺さる
素晴らしい内容でした
何だかひたすら納得と
感動と
尊敬の気持ちでいっぱいになったので
書き留めておきたくなりました
素晴らしいテクニックで
SNSでたくさんイイネをもらうより大事なのは
踊りを通して
心を伝える事
テクニックは伝えるツールの一つでしかない
テクニックは
同時に怪我を引き起こすリスクを持っている
バレエ団に入っても
怪我や役がつかない事があり
それでも踊り続ける事がダンサーの仕事であると
現場の多くの場面やダンサーを
見てきた人だからこそ
重みのある言葉です
ダンサーの育成にとって大切なことは
1️⃣芸術に触れる環境
2️⃣良い教師
そして金言 踊っている自分を愛するのではなく ダンスそのものを そして自分を愛すること
バレエを自分の魅力を知らしめるための
道具にしてはいけません
激しく同意してしまって
クランコスクール出身の人たちが
揃ってマタチ先生のお話をされるのがわかるような気がします
そして
なぜ
クランコスクールが
奇跡のような良い環境のスクールなのか
明かしてくれました
クランコスクールのある州は
ベンツや
ポルシェの本社があり
政府からも厚い信頼を受け
潤沢な資金援助があるからだそうです
ハンブルグでも
市の施設で
役所政府関係者向けの
公演があり
そのバレエ団の活動内容のチェックを行なっているそうです
↑これは友人からの情報
つまり
芸術の存在意義を自治体
市民、州民が
税金を使われることを
認めていると言うこと
そして常に
それを見守っている事なのです
何故それが成り立っているかというと
シュツットガルトには
ジョン・クランコの作った
オネーギンや
ロミオとジュリエット
があるからなのだそうです
日本にはTOYOTAがありますが
愛知県ははバレエの育成
芸術の保護に資金援助してくれるでしょうか
理想は
日本発の名作バレエ
近年だと
ウィールドンの不思議の国のアリス
級の名作が
日本人によって日本のバレエ団で生まれて
世界的ヒットすること
そして
日本の企業がバレエ団に出資する事が
企業イメージアップに繋がり
業績を上げて国民にも喜ばれる
双方が良い関係になれる事
かな?と思います
先日
新国立劇場バレエ団が
ロンドン公演で大成功を収めましたが
どんどん海外に進出して
実力を示してほしいと思います
新国立劇場も東京バレエ団も
英国ロイヤルバレエ団やパリ・オペラ座バレエ団
に決して負けない実力があります
という話を友人としたら
ちみたんさん市長になって‼️
と言われてしまいました
因みに本日市長選挙行ってまいりました
冗談で
バレエ踊らなくなったら立候補しようかな
ってみんなで笑いました🤭