パリは至る所にベーカリーやカフェがあり
タルトやバゲット、クロワッサン、マフィンやフィナンシェなど美味しいものとラテなどいただく事ができました
眠れる森の美女はバスティーユ劇場にて
バスティーユはフランス革命🇫🇷で市民が
攻めて、囚われの革命軍の捕虜を解放し、武器を奪った牢獄があった場所で
ベルサイユのばらのオスカル様が亡くなった所
ガルニエ宮に比べてかなり現代的な建築となっています
客席もオケボックスも良いようでした
パリ・オペラ座の眠れる森の美女は
絢爛豪華な絵巻物の様で衣装や装置が華やか
ロココ調の美しい様式美に、さすがフランスと思いました
振り付けはルドルフ•ヌレエフ
プロローグのパドシスはそれぞれの美徳の化身の名前でなく第一バリアシオン〜第六バリアシオンとの表記となっています
内容はオーソドックスなロシア系のバリエーションが元となっていました
リラの精にあたる第六バリアシオン
Camille Bon
の脚があまりにも美しく足の甲の形や
冒頭のエカルテを通過するロンドジャンブターンアウトが完璧で😍惚れ惚れしました
第二バリエーションは2人で踊られましたが山本小春さんが踊られていました
リラの精は美しい女性でパドシスにおらずドレス姿でお芝居のみの役で、カラボスが黒いドレスの女性なのでバランスは良いと思いました
ドロテ•ジルベールは大変な快活で元気いっぱい
ローズアダジオでは前半で膝が落ちかけたりするアクシデントもありましたが
ラストでは堂々たるバランスで会場を沸かせました
気が強いのよね彼女
失敗すると負けるもんか!って感じになります
2幕のギョーム•ディオップはまだ少年の香りを残した青年で
アフリカ系フランス人
肌の色が気になる人もいらっしゃるようですが、2幕のバリエーション以降はみんな彼のファンになると思います💖✨
ヌレエフ独特のロンドジャンブやフォンデュを多用した回転やジャンプの左右の組み合わせは
彼のような身体能力のある踊り手にとっては
王子の切なくももどかしい心のうちを表すのにまさにピッタリで更に王子の品格と美しさを表すことに成功していました
この曲の部分はくるみ割り人形で使われることも
眠り覚めたオーロラと王子のアダジオとしても使われる長い曲でバリエーションとして踊るのは至難の業と思われます
3幕の冒頭は
宮廷舞踊なのが特徴的です
この舞踊は太陽王ルイ14世が広めた物です
カーテンコール
ドロテ41歳
ギョーム25歳
オーロラ姫1人分の歳の差カップルで
ドロテはユーゴと踊りたかったかもしれませんが
ユーゴはガルニエでアパルトマンを踊っていたので仕方ないですね
全体的にエトワールはガルニエでコンテ
バスティーユでの眠りは若手のチャレンジングのように見えました
ドロテは貫禄がありすぎて16歳には見えなかったけど、きっといずれ女王になるのかもと思ったらこれで良いかもと思いました
王家の一粒種の皇女
4人の各国の求婚者
つまりは婿取りなのだからマリア・テレジアやエリザベス女王のように女性君主もありですよね
さすがドロテでした
こんな風に思えたオーロラには出会った事がなかったです