バレエが大好きでバレエの仕事をしています


一生、バレエの勉強をします!と自分の先生に宣言して

私も良きバレエの先生になるべく勉強を続けています

それはバレエにそれだけの価値があると思ったからです



長い間

生徒だったころ

修行中

先生になりたての頃

25年経った今


バレエの常識が変わりつつあります

社会も変わり

子供の数が減って

シニアが増えて

バレエのテクニックも進化して

バレエの方向性や

多様性もかなり柔軟性を帯びて来て


人生のバレエの存在意義も多様化しているなと思います


昔はものすごい人数の同級生たちから

どれだけ抜きん出るか

どれだけ先生からの試練に立ち向かえるかを

先生が見定めれば良かった時代だった


今は

それぞれの事情や考えをどんどん主張して来て

とてもびっくりする事があります

教師としては

幼い頃からトゥシューズを履く事の危うさ

過度なダイエットをする事の健康被害

彼女たちの大事な将来のために教師は

正しい指導をしなければいけないと

根性論がまかり通っていた昭和の時代はもう古いと感じ


私は解剖学の勉強もしました


成長期の少女にとって心身共に貴重な時期に正しいトレーニングと

トゥシューズで踊るための準備の大切さを知り

彼女たちや保護者の皆様にどうか焦らないで欲しいと願っています


私は何人ものプロのダンサーを育てて来ましたが

彼らの共通点は

週に1〜2回とかでなく毎日のように週に4〜5回はレッスンに通ってくれた事

何でも相談してくれた事

信頼関係がとても強かった事

噂やネットの情報に惑わされないで信じてついて来てくれた事です

また

ダンサーにならなくても

健康と美しさの為にバレエをする人生の意義があるはず


最近特に、お問い合わせやご相談が多いのは

トゥシューズを履き始める時期についてです


バレエ鑑賞が趣味の友人もバレエ🟰トゥシューズと考えていたことが分かり

これはかなりの確率でバレエのフィジカルトレーニングについてご存知ない方が誤解をされているのではないかと思いました



バランシンも11〜12歳までポワントは履かないと言及

国際的なコンクールも幼い生徒はバレエシューズでの参加となっていますよ



どうぞ、専門家の先生の豊富な新しく、正しい知識を信頼して欲しいと思います


そしてバレエはトゥシューズを履いてからが本当のバレエの扉が開くので

それからのバレエの世界の素晴らしさや奥深さを踊りながら感じてもらいたいです


中学受験前にトゥシューズを何とか履けたら

さようなら…みたいに思われていたとしたら


本当に寂しいものですよ…


バレエと共にある人生がいかに素晴らしいか


バレエはあなたを豊かに美しく、健康に導いてくれると思います

どうか

身体に正しく基礎を積み上げて、その上でバレエの世界で輝いてください


中学生から高校生になっても

大学生になっても

社会人になっても

結婚しても

ママになっても

ババになってもバレエは楽しめます

焦って身体を痛めつけないでください