映画 Dancer
を観てきました❗

ポルーニンは世界バレエフェスやいろんな公演で何度も観てきていますが

薬物、タトゥー、奇行で良いイメージがなく
好んで見ることがなかったポルーニン


色眼鏡で見ちゃダメですね❗の典型 

才能の素晴らしさに目を奪われました

スパルタカスは力強く哀愁に溢れ
アルブレヒトは端整で品格に溢れ
アクテオンは伸び伸びと跳躍し回転する肢体が眩しいほど

また幼い頃の
体操→キエフ→ロイヤル
に至るスクールでの身体能力の高さは
彼がなるべくして最年少プリンシパルに上り詰めたのも頷けます

彼が息子と同い年と知り

親側の気持ちで見てしまうと

彼の才能を伸ばしてあげることを最優先したい気持ちも分かってしまう
でも幼い男の子には
家族と離れバレエだけの生活になるということがどれほどの不安と重圧と寂しさなのか

そして彼の学費のために家族がバラバラになったとき

バレエをやる意味を見いだせなくなることも容易に理解できます

英国ロイヤルバレエ団のように
世界最高峰のバレエ団のトップになり
高収入や名誉
ダンサーとしてのキャリア
素晴らしいレパートリーを得ていても

それを捨ててしまう潔さ

悪い評判で踊ることを制限される時期はあったけど

彼は一生踊る人

ロイヤルでは、踊れなかった
他のレパートリーもどんどん踊ってさらに成長してほしい