こぶ

バレエ
眠れる森の美女




ストーリーを平たく言うと

一国の姫を妖精たちが守って
国を救う話です

誰から守るかというと

カラボスという悪の妖精の呪いから

カラボスは  こぶ

という意味です
一説によるとオーロラ姫を守る側の妖精のトップ  リラの精とカラボスとは双子だとか

ということは双子の妖精の闘いとも言えます

元はと言えばフロレスタン王がオーロラ姫の誕生祝いの席にカラボスを招待しなかった事に落ち度もあり

カラボスのプライドを著しく傷つけたので
王や王妃も謝罪するべきだったと思います

カタルビュットのせいにして責任逃れしてますからね

しばらく前に観た映画のアリス イン  ワンダーランド  時間の旅の
ハートの女王(赤の女王)ヘレナボナムカーターと
白の女王、アン ハサウェイ
との関係に似ています


誤解や傷つく事があっても

乗り越える力や勇気があれば

劣等感や、嫉妬にさいなまれて周りを攻撃することで気持ちを落ち着かせることもなく

そんな事で自分を孤独に陥れることも無く

愛や希望に溢れた日々が送れたろうにと

気の毒でなりません


カラボスの心のこぶ
ハートの女王の膨らんだ頭は

そんな心の闇の象徴なのだろうと思います




そして真逆な姉妹の存在は


どちらにも転んでしまう危うい人間にとって
会わせ鏡のようなものなのだと思います

そして二人の闘いは
私たち人間の心の葛藤そのものなのかも知れません