ちみたんのブログ-201009202324000.jpg

行きたかったなぁ汗
大奥の試写会

ニノも柴咲コウも玉木宏も堀北真希も来るのに…

リハーサルのスケジュールがなかなか合わなくて…★

パ・ド・ドゥが仕上がらないとか

コールドにつきあってレッスンに行けないとか

楽しみにしていた予定がつぶれるとか

頭痛や腹痛、膝や足首の痛みに悩まされるとか

友人の愚痴に付き合わされるとか

こんなつまんない一つ一つの悩みも処理出来ない自分自身に腹が立ち

DVDでの発表会の出来の詰めの甘さに愕然として
果てしなく堕ちました……★
音も演技も何だこれは!?誰か言ってくれる人はいなかったの?いなかったのよ!あ~あ 汗
違うだろ!?と自分に突っ込みたくなるのだった…
ショボ~ン(T_T)

で、普段は椿姫のDVDで癒されるはずの私ですが
菅野ママに貸してしまっているため
私の心はフリーズドライ化してしまいました。

救ってくれたのは
ロミオとジュリエット
西本智実指揮
ステージ上にオーケストラ
奥の一段上に小さなもう一つのステージ

プロコフィエフの音楽のドラマチックな展開を
バレエ(バレエダンサーを使っていますが、ピルエットもジャンプも無くて、ちょっと勿体ない気も…、ちなみにロミオは法村圭緒、ジュリエットは中村美佳、マーキュシォは奥田慎也さん)で視覚的に
両サイドの電光掲示板でシェイクスピアの戯曲の台詞で原作の美しい言い回しを伝え
古典の名作として受け継がれてきた所以を感じました。

この試みはダイレクトに耳で、目で、脳で
心を揺さ振ることに見事大成功です

西本オスカル様の端正な横顔も、美しいコード刺繍付きの燕尾服も、情熱的な指揮も、その後のクールな佇まいも…
ただため息でございました。

音は、さざ波のようだったり、骨に響くように重厚だったり、どんどん層が厚くなって波のようにうねって砕けるようだったり
楽団のかた達の演奏も一つになっていく様が見て取れて新鮮な驚きでした。

西本さんは法村・友井でレッスンされていたそうで、華麗な指揮もかくあらんですが、
音楽を知り尽くしているからこそのこのコラボレーション。的確でセンスが良くて脱帽でした。
一幕後半から涙が止まらず最後まで泣きっぱなし…
憎しみからは何も生まれず、憎しみは連鎖していくという悲劇が、若い2人の純粋な恋を命を奪う。知り尽くしてるのに泣ける!ハンブルグの椿姫以来かも…キラキラキラキラ
素晴らしさが行き届いていて、感動がさめないんですよ~

フリーズドライ化した心もオアシスのように潤いましたクローバー

ありがとうキラキラ
そして、感謝。出会いに。神様に。
慎也さんのマーキュシォは西本さんと同じくらい良かったです!登場から半端じゃない存在感で、死をもってロミオの激情を駆り立て、悲劇へと導きます。
凄いなぁ…ベル

一緒に行ったNちゃんも慎也さん大ファンなので、2人して号泣してしまいました。

楽屋へ、貝川さん、小林貫太さんにくっついて入ってしまいました。あ!貫太さんにバレエ団の衣装を茨城でお借りする云々での失礼のお詫びを申し上げるのを忘れてしまいました!しまった汗