曲:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:樽井裕典
2年半前に踊りました









マクミラン振付のものでも良かったのですが、パートナーの希望により、彼が作ってくれました





これは、シェイクスピアの有名な悲劇
物語前半の
敵対する、イタリア、ヴェローナの名家、モンタギュー家とキャピュレット家の、ロミオとジュリエットが出逢い、一目で恋に落ちた後、バルコニーで会う場面です

初恋のときめきと、若い男女の情熱がほとばしるバルコニー・パ・ド・ドゥ

プロコフィエフの音楽は本当に素晴らしい

ジュリエットが、心に焼き付いて離れないロミオの面影を思い出しながら、バルコニーにたたずんでいると
物音が……★
誰?
……もしかして……ロミオ?
ロミオの姿が瞳に捉えられると
信じられない

嬉しい

足早に階段を降りて駆け寄ると
恥ずかしくて顔も見れなくて

でもロミオは
未成年とはいえ童貞じゃないイタリア男なので
ジュリエットに対して僕は君が好きだ



こんなに愛してるんだよ~













って跳んで回ってアピールします
でもって、ジュリエットもようやく心を解放して
私も愛してるわ~











って彼の腕の中に飛び込んでパ・ド・ドゥはめくるめく愛を語りはじめます。
っていう流れが、すごく自然なんですよ。
だから才能のある振付家の手にかかると、かなりドラマチックに見応えのある作品になります











その後の悲劇が浮き上がるためにも、ここは是非ともラブラブ
全開で行きたいところです





もちろん
ダンサーという素材も大切





そしてパートナーシップが何より大切





リフトの連続で
アラベスクから肩に乗ったり
アラベスクからそのまま持ち上げられたり、
引っ張られたあと、オフバランスになって回って、腰をキャッチされて空中で一回転したり









アクロバットなんですよ
相手を好きで、信頼していないと踊れない作品です。
友人たちも、断られるのが怖くて頼めないって言う子がいっぱいいます

断られなくて良かったです


