塩は、魔法の調味料だ。
ひとふりでその素材の持ち味を引き出してくれる。
使って感動したのが、「ゲランドの塩」
去年フランス旅行をした時に、お土産として買ってきたもの。
ブルターニュ地方にあるゲランド塩田で、機械をほとんど使わない伝統的手法で丁寧に作られる塩は、本当に美しい鈍色の結晶だ。
「塩職人」のことをフランス語で「パリュディエ」と言うそうだけれど、日本にもいるのだろうか。
塩職人、というのはあまり聞かない言葉だな、と思う。
ともかく、ゲランドの塩。
これはまさに感動の風味。
グリルした野菜にオリーブオイルとこの塩と粗挽き胡椒があれば素晴らしく美味しいひと皿になるし、スープに使えばきりりと味をしめてくれるし、色んな素材が溶けあった煮込み料理にはまろやかさとコクを出してくれる。
素晴らしいとしか言いようがない。
大好きだ。
塩というのは、本来とても栄養価の高いものだそうで、細胞を活性化させたり新陳代謝を高めたり、傷の治りを早くしてくれたり蘇生させる力があるという。
けれど大量生産で作られる塩にはほとんど栄養素が残っていないという話を聞いて以来、だからちょっとばかりこだわるようになった。
高いのであまり買えない「キパワーソルト」という塩も好き。
少し硫黄の匂いがするので料理には使いにくいと感じる人もいるかもしれないけれど、これもひとつまみで味がとても良くなる。
コーヒーを飲んだ後に少しなめたりもする。
コーヒーは豆自体すでにかなり酸化している状態なので身体にはあまり良くない(カフェインなどよりもよほど)のだけれど、たまーに、どうしても飲みたくなる時がある。
そんな時に殺菌力の強いと言われるキパワーソルトがあると、とても安心。
それに、お風呂に浸かる時に1カップくらい入れると肌がぷるぷるになる。
知り合いのおばさまは、なんと一袋入れるそう。
そんな贅沢なことはまだしたことがないけれど、いつかしてみたい。
試してみたいのが、「満月のうみのかおり」という塩。
伊豆大島の深海220m以下からくみ上げて作られた塩で、この海水は不純物が少なくミネラルたっぷりなのだそうだ。
素材をどんな風に変身させてくれるのか、想像するだけでワクワクする。