6日のこと。

久しぶりに会う友人と2人と初めて会うデザイナーのSちゃんと、映画を観に行った。

大挙して映画に行くというのは初めてのことで、なんだかちょっとワクワクした。

Kとは4ヶ月ぶりくらいだけれど、Yちゃんとは1年くらいぶりに会えたのでとても嬉しかった。

肩までの髪がふわふわしていたのが今度はばっさりマッシュルームショートになっていて、すごく良く似合っていた。

Yちゃんはイラストを描く仕事をしていて、わたしは彼女の作るフライヤーがとても好きだ。

Kとわたしはみんなより一足早く到着して、軽くご飯を食べながら近況報告をした。

最後に会った時も、わたしたちはご飯を食べてたくさん話した。

彼女とはいつも美味しいご飯を食べている気がするのだけれど、それは共有しているものが美味しいものだからだ、と思う。

踊りと、音楽と、ジャンルは違うけれど。

心愉しい時間。

モヒートと一緒に食べた、ズッキーニのフリットがとても美味しかった。

Sちゃんとは初対面だったのだけれど、わたしは彼女の作ったドレスを一着だけ知っている。

それはKが舞台で着たドレスで、役柄のキャラクターもあったのかもしれないけれど不思議な妖艶さで印象に残っていた。

すごく素敵な魅力のあるドレス。

その作者に会えたのは感激だった。

しかも、某大手アパレルのデザイナーをしている彼女のデザインしたスカートを、その日Yちゃんが履いていたのだ!

そんな偶然、あるの??とKと言い合った。

帰りにスタバで4人でお茶をした。

なんだか時間がのんびりと流れていた。



この日の映画は「霧の中の風景」というギリシャ・フランス・イタリアの合作。

テオ・アンゲロプロス監督の作品は初めて観た。

気になっていた作品があるもどうも手が出ない、という状態だったのでじっくり味わいながら観た。

とてもきれいな映像だった。

全体的にざらざらした質感の映像で、人物の表情や台詞があまりなくて、どちらかと言えば風景と時々使われるオーケストラの音の中に作者の見てきた世界が映し出されているのだろうと思った。

観る側の力量も問われてしまうな、とも。

けれどあんまりごちゃごちゃと考える必要はなくて、流れる映像の中に浸っていると一番心地いい。

そんな映画。

「ユリシーズの瞳」もどうしても観てみたくなってしまった。

あと、予告篇で流れた「ベルリン天使の詩」も。

あ、「パリ・テキサス」も。

観たい映画がある、というのは嬉しい。