ALOHA!
今回のハワイ島滞在中から今まで、ずーっと考えてきたことがあります。それはハワイというキーワードでたくさんのことが繋がっていくということです。
最初のハワイとの出会いは大学卒業旅行でしたが、けっして良い印象ではなかったのでした。ハワイそのものには猛烈に憧れていたものの、何故かf^_^;)またすぐに行きたいとは思えなかったのです。それでも国家試験の勉強のストレスで猛烈に太って、ハワイで陽に灼けた私はハワイアンから話しかけられるというエピソードもあり、何かが引っかかる部分はありました。
ハワイとの本当の出会いは初めてのハワイ島訪問のために色々本を読みあさっていた時期に出会った、池澤夏樹氏の「ハワイイ紀行」完全版がきっかけであったことは何度も書かせていただいています。その時に今回お世話になった、Frank Kawaikapuokalani Hewett先生の記述に出会い、それからいつかはフランク先生に直接ハワイアンカルチャーについて教えを請いたいと願ってきました。
足掛け10年、本当に不思議なご縁にてフランク先生に、なおかつご自宅兼ハラウ(ハワイ語で学校)で合宿に参加させていただくとは…人生何があるかわからないものです。
まずは今回の合宿をプロモートして下さったハワイ島スーパーガイドのFumikoさんに心から感謝したいと存じますm(_ _)mまたアメブロにて告知して下さり日本での窓口をして下さった福岡のネイルサロンCatnapさんにも御礼申し上げますm(_ _)m
ハワイ島マウンテンビューのフランク先生のお宅が見えてまいりました。
私に割り振られたお部屋です。他にツインのお部屋もありました。合宿ということで、床に雑魚寝も覚悟しておりましたが、ちゃんとベッドがあり、またバスルームもいくつかあり、ウニキ(クムフラ、フラの先生になる修行と卒業の場)が行われる場所だと納得しました。
ラナイからの森の眺めです。空気はとても澄んでいます。日本なら、さしずめ軽井沢のような気候のように感じました。
さて、今回の記事を書かせていただくにあたり再度お断りさせていただきますm(_ _)mそれは私は日本ではフラのいかなるハラウ、お教室にも属していないこと、また、そのことが日本のフラのハラウや日本のクムフラ、そこでフラを学ぶ方々に対して一切の所見、批判を持たないことでございます。言い換えれば、偏見もない代わりに、何も事情を存じ上げないということを何卒ご理解いただきますよう、伏してお願いいたしますm(_ _)m
勘違いもありましたが、参加者兼通訳と張り切って臨んだ今回の合宿は私にとって、まさに修行という言葉にふさわしいものになりました。
フランク先生から一日のスケジュールが渡され、初日からレッスン開始となりました。毎日、食事の時間、レッスンの時間がきちんと決められており、かなりのプレッシャーでした。
ハワイ島スーパーガイドのFumikoさんから今回のフラ合宿にてフラカヒコ(古典フラ)を一つは習得するとは伺っていました。が、実際はフラアウアナ(現代フラ)とオリ(チャント~ハワイ語による詠唱)も課題に入っていたのでした。
ちゃんと英語を日本語に正しく訳さないといけない!と最初から肩に力が入りっぱなしの私でしたが、お食事全てがフランク先生の手作りとは想像もしていませんでした。
先生手作りのスコーン。
先生自らカットして下さっています。しかも先生が「先生がカットします、写真お願いします。」とおっしゃって…o(^▽^)o
毎食必ずサラダがありました。ハワイ島の美味しいお野菜です。
そして玄米です。
冷蔵庫には張り紙が…
整理整頓、常に清潔にとあります。
二階ラナイにて毎回お食事を摂ります。
バランスの良い、お野菜たっぷりのヘルシーなお食事です。
プレートに食べられるだけ盛り付けます。
フランク先生に「お手伝いはありませんか?」とお尋ねして、皆様と野菜を切ったりさせていただきました。
本当に三食きちんと食事をとる、当たり前のことができていなかったと痛感しました(>_<)
朝ごはんに…
毎朝フルーツ、ハワイ島産バナナにパパイヤです。美味しかったです。
とにかくお野菜かたくさん、でもベジタリアンではありません。
そんなヘルシーなお食事なのに、私は途中から身体に異変が…。・゜・(ノД`)・゜・。
胃が痛くなってしまいました(T ^ T)
それは…私の心の有り様からなのでした。フラ初体験とは言え、やはり参加させていただく以上、パウ(包む物、スカートです)を新調し、レッスンに臨みました。が、初心者は私だけ…。徐々に不安と焦燥感が私を襲います。
そして、ついに限界が…((((;゚Д゚)))))))
どうしよう、私はここに来るべきじゃなかった…通訳ミスはするし、身体は思うように動かないし…
気がついたら、ハワイ島スーパーガイドのFumikoさんに電話していました。話すことしばし…Fumikoさんと暮らしていらっしゃる親戚のLenaちゃんと英語でお話しし、泣きながら私の状況を訴えていました。救われました。
私は何のために大切な家族を留守番させてまで、ハワイ島に、ここにいるのか、何を学びたくてフランク先生の門を叩いたのか…
そもそもフランク先生は普通のクムフラとは違うのです。到着した初日、私は拙い英語でフランク先生に「どうやって先生をお呼びしたらいいですか?」とお聞きしたところ、「ロエアと呼んで下さい」とのことです。
ロエアとは?の問いには「クムフラを指導する立場です。」
なるほど、クムフラのさらに上の大先生ということなんですよね。日本のお稽古事に照らし合わせたら、クムフラが名取だとすれば、ロエアは家元くらいの差があるのかもしれません。
日本に帰ってからハワイ語→英語辞書で調べた所、LoeaはExpertという意味が近いようです。
私は合宿中、フランク先生をロエアと尊敬を込めてお呼びしました。
合宿途中、ロエアFrank先生のご案内、ハワイ島スーパーガイドFumikoさんの運転、引率にてキラウエアに訪問する機会が与えられました。
ハワイ島スーパーガイドのFumikoさんがフランク先生からお話しを聞いていらっしゃるところです。
笑顔のロエア、フランク先生です。
こんなふうに植物を説明して下さっています。
キラウエアです。昼間もまた違う趣きがあります。
火山のすぐそばなのに、ジャングルのような場所があります。それこそが、ハワイ島の魅力でもあるのです。
絵になるロエア、フランク先生です。途中、ガスが吹き出る場所にて神聖なチャントを捧げていらっしゃいました。
フランク先生はカフナ、いわゆるハワイの長老、ヒーラーでもあり、植物の効能にも秀でていらっしゃいます。もっと詳しくお聞きしたかったのですが、それはまたの機会に。
合宿中にチャント、ハワイ語の詠唱を一つ暗唱しなければならないという課題が与えられました。その詠唱はハワイ語でi'i、イッイーというもので、今回のブログ記事タイトルの、まさに森からの贈り物というべきものなのでした。
ロエア、フランク先生のお話によりますと、ハワイの森にはforest snail、森のカタツムリがいて、たくさんの森のカタツムリがまるで歌うように鳴いているのだそうです。
イッイー…イッイー…
その歌声から今回伝授されたオリ(チャント)が生まれたということなのです。もちろん、チャントには様々な種類がありますが、それも今後な更なる私の課題です。
西欧文化では虫の声は単なるノイズ、雑音にしか聞こえないという話を聞いたことがあります。日本では虫の声を愛でる風習が古くからあります。こんな所にもハワイと日本の文化の共通点を見出して、すっかり嬉しくなった私ですが、肝心のオリの暗唱は…(^◇^;)
ご承知かもしれませんが、ハワイ語は元々文字を持たない口承文化でした。すなわち、文字を持たない分、伝承するためにオリ、さらには踊りのフラとして先祖の、また神話を語り継ぐ手段となったのです。
ハワイ島、ハワイ語、そしてフラ、フラを初めて踊ったのはハワイ島火山の女神ペレの妹ヒイアカだとか…私が習ったフラカヒコはヒイアカに捧げられたものでした。
ハワイ島は現在進行形の火山の島です。海に絶えず溶岩が流れ込み、新しい大地が創造されています。
私は海が大好きなウミンチュ、海人だと思ってきました。が、美しい海はまさに美しい森が育む清涼な水、川から得られるものなのです。当たり前なんですが、地球は全て繋がっている、そんなことも今回の合宿で学びました。
そして、たくさん泣いたハワイ島合宿…それはハワイ島火山の女神ペレから問われたこと…「本当にお前はハワイを学びたいのか?何を学びたいのか?」という問いに、これから私がどうやって向き合って行くかを考える私自身の心の旅路にもなるのでした。
今回はここまでです。相変わらずの長文にお付き合いいただきまして有り難うございましたm(_ _)m読者の皆様に感謝しますm(_ _)m
MAHALO!
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今回のハワイ島滞在中から今まで、ずーっと考えてきたことがあります。それはハワイというキーワードでたくさんのことが繋がっていくということです。
最初のハワイとの出会いは大学卒業旅行でしたが、けっして良い印象ではなかったのでした。ハワイそのものには猛烈に憧れていたものの、何故かf^_^;)またすぐに行きたいとは思えなかったのです。それでも国家試験の勉強のストレスで猛烈に太って、ハワイで陽に灼けた私はハワイアンから話しかけられるというエピソードもあり、何かが引っかかる部分はありました。
ハワイとの本当の出会いは初めてのハワイ島訪問のために色々本を読みあさっていた時期に出会った、池澤夏樹氏の「ハワイイ紀行」完全版がきっかけであったことは何度も書かせていただいています。その時に今回お世話になった、Frank Kawaikapuokalani Hewett先生の記述に出会い、それからいつかはフランク先生に直接ハワイアンカルチャーについて教えを請いたいと願ってきました。
足掛け10年、本当に不思議なご縁にてフランク先生に、なおかつご自宅兼ハラウ(ハワイ語で学校)で合宿に参加させていただくとは…人生何があるかわからないものです。
まずは今回の合宿をプロモートして下さったハワイ島スーパーガイドのFumikoさんに心から感謝したいと存じますm(_ _)mまたアメブロにて告知して下さり日本での窓口をして下さった福岡のネイルサロンCatnapさんにも御礼申し上げますm(_ _)m
ハワイ島マウンテンビューのフランク先生のお宅が見えてまいりました。
私に割り振られたお部屋です。他にツインのお部屋もありました。合宿ということで、床に雑魚寝も覚悟しておりましたが、ちゃんとベッドがあり、またバスルームもいくつかあり、ウニキ(クムフラ、フラの先生になる修行と卒業の場)が行われる場所だと納得しました。
ラナイからの森の眺めです。空気はとても澄んでいます。日本なら、さしずめ軽井沢のような気候のように感じました。
さて、今回の記事を書かせていただくにあたり再度お断りさせていただきますm(_ _)mそれは私は日本ではフラのいかなるハラウ、お教室にも属していないこと、また、そのことが日本のフラのハラウや日本のクムフラ、そこでフラを学ぶ方々に対して一切の所見、批判を持たないことでございます。言い換えれば、偏見もない代わりに、何も事情を存じ上げないということを何卒ご理解いただきますよう、伏してお願いいたしますm(_ _)m
勘違いもありましたが、参加者兼通訳と張り切って臨んだ今回の合宿は私にとって、まさに修行という言葉にふさわしいものになりました。
フランク先生から一日のスケジュールが渡され、初日からレッスン開始となりました。毎日、食事の時間、レッスンの時間がきちんと決められており、かなりのプレッシャーでした。
ハワイ島スーパーガイドのFumikoさんから今回のフラ合宿にてフラカヒコ(古典フラ)を一つは習得するとは伺っていました。が、実際はフラアウアナ(現代フラ)とオリ(チャント~ハワイ語による詠唱)も課題に入っていたのでした。
ちゃんと英語を日本語に正しく訳さないといけない!と最初から肩に力が入りっぱなしの私でしたが、お食事全てがフランク先生の手作りとは想像もしていませんでした。
先生手作りのスコーン。
先生自らカットして下さっています。しかも先生が「先生がカットします、写真お願いします。」とおっしゃって…o(^▽^)o
毎食必ずサラダがありました。ハワイ島の美味しいお野菜です。
そして玄米です。
冷蔵庫には張り紙が…
整理整頓、常に清潔にとあります。
二階ラナイにて毎回お食事を摂ります。
バランスの良い、お野菜たっぷりのヘルシーなお食事です。
プレートに食べられるだけ盛り付けます。
フランク先生に「お手伝いはありませんか?」とお尋ねして、皆様と野菜を切ったりさせていただきました。
本当に三食きちんと食事をとる、当たり前のことができていなかったと痛感しました(>_<)
朝ごはんに…
毎朝フルーツ、ハワイ島産バナナにパパイヤです。美味しかったです。
とにかくお野菜かたくさん、でもベジタリアンではありません。
そんなヘルシーなお食事なのに、私は途中から身体に異変が…。・゜・(ノД`)・゜・。
胃が痛くなってしまいました(T ^ T)
それは…私の心の有り様からなのでした。フラ初体験とは言え、やはり参加させていただく以上、パウ(包む物、スカートです)を新調し、レッスンに臨みました。が、初心者は私だけ…。徐々に不安と焦燥感が私を襲います。
そして、ついに限界が…((((;゚Д゚)))))))
どうしよう、私はここに来るべきじゃなかった…通訳ミスはするし、身体は思うように動かないし…
気がついたら、ハワイ島スーパーガイドのFumikoさんに電話していました。話すことしばし…Fumikoさんと暮らしていらっしゃる親戚のLenaちゃんと英語でお話しし、泣きながら私の状況を訴えていました。救われました。
私は何のために大切な家族を留守番させてまで、ハワイ島に、ここにいるのか、何を学びたくてフランク先生の門を叩いたのか…
そもそもフランク先生は普通のクムフラとは違うのです。到着した初日、私は拙い英語でフランク先生に「どうやって先生をお呼びしたらいいですか?」とお聞きしたところ、「ロエアと呼んで下さい」とのことです。
ロエアとは?の問いには「クムフラを指導する立場です。」
なるほど、クムフラのさらに上の大先生ということなんですよね。日本のお稽古事に照らし合わせたら、クムフラが名取だとすれば、ロエアは家元くらいの差があるのかもしれません。
日本に帰ってからハワイ語→英語辞書で調べた所、LoeaはExpertという意味が近いようです。
私は合宿中、フランク先生をロエアと尊敬を込めてお呼びしました。
合宿途中、ロエアFrank先生のご案内、ハワイ島スーパーガイドFumikoさんの運転、引率にてキラウエアに訪問する機会が与えられました。
ハワイ島スーパーガイドのFumikoさんがフランク先生からお話しを聞いていらっしゃるところです。
笑顔のロエア、フランク先生です。
こんなふうに植物を説明して下さっています。
キラウエアです。昼間もまた違う趣きがあります。
火山のすぐそばなのに、ジャングルのような場所があります。それこそが、ハワイ島の魅力でもあるのです。
絵になるロエア、フランク先生です。途中、ガスが吹き出る場所にて神聖なチャントを捧げていらっしゃいました。
フランク先生はカフナ、いわゆるハワイの長老、ヒーラーでもあり、植物の効能にも秀でていらっしゃいます。もっと詳しくお聞きしたかったのですが、それはまたの機会に。
合宿中にチャント、ハワイ語の詠唱を一つ暗唱しなければならないという課題が与えられました。その詠唱はハワイ語でi'i、イッイーというもので、今回のブログ記事タイトルの、まさに森からの贈り物というべきものなのでした。
ロエア、フランク先生のお話によりますと、ハワイの森にはforest snail、森のカタツムリがいて、たくさんの森のカタツムリがまるで歌うように鳴いているのだそうです。
イッイー…イッイー…
その歌声から今回伝授されたオリ(チャント)が生まれたということなのです。もちろん、チャントには様々な種類がありますが、それも今後な更なる私の課題です。
西欧文化では虫の声は単なるノイズ、雑音にしか聞こえないという話を聞いたことがあります。日本では虫の声を愛でる風習が古くからあります。こんな所にもハワイと日本の文化の共通点を見出して、すっかり嬉しくなった私ですが、肝心のオリの暗唱は…(^◇^;)
ご承知かもしれませんが、ハワイ語は元々文字を持たない口承文化でした。すなわち、文字を持たない分、伝承するためにオリ、さらには踊りのフラとして先祖の、また神話を語り継ぐ手段となったのです。
ハワイ島、ハワイ語、そしてフラ、フラを初めて踊ったのはハワイ島火山の女神ペレの妹ヒイアカだとか…私が習ったフラカヒコはヒイアカに捧げられたものでした。
ハワイ島は現在進行形の火山の島です。海に絶えず溶岩が流れ込み、新しい大地が創造されています。
私は海が大好きなウミンチュ、海人だと思ってきました。が、美しい海はまさに美しい森が育む清涼な水、川から得られるものなのです。当たり前なんですが、地球は全て繋がっている、そんなことも今回の合宿で学びました。
そして、たくさん泣いたハワイ島合宿…それはハワイ島火山の女神ペレから問われたこと…「本当にお前はハワイを学びたいのか?何を学びたいのか?」という問いに、これから私がどうやって向き合って行くかを考える私自身の心の旅路にもなるのでした。
今回はここまでです。相変わらずの長文にお付き合いいただきまして有り難うございましたm(_ _)m読者の皆様に感謝しますm(_ _)m
MAHALO!
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