ALOHA!
活字離れ、読書離れと言われて久しいですが、実はそんなことはないのではないかと思っています。Amebablogや他のブログにお邪魔して感じましたが、本当に「読ませるブログ」という方々が大変多いです。当然、それだけブログと言えども読者の皆様はいらっしゃるんですよね?
ブログに参加させていただいてから日が浅いですが、ブログ以前の私は「読む」と言えば本、でした。
☆三つ子の魂百まで~
小さい頃から本が大好きでした。母も私に絵本の読み聞かせはしてくれましたが、母自身が大変な読書家であったので、小さい頃の記憶の母は仕事から帰宅すると、いつも一心不乱に読書する姿です。
絵本から入った本の世界ですが、小学校で転校して一家で母の実家に移り住んでからは、子供用ではない本に囲まれることになりました。いきなりたくさんの本に囲まれましたが、バランスを取るために少女漫画の雑誌も買ってもらっていました。
☆百科事典で世界を知る
大人用の書籍でも特にお気に入りだったのが様々な百科事典でした。特にカラー写真付き(当時はまだ白黒写真がほとんど)の世界中の国々を紹介する百科事典は、たとえば民族衣装を纏って踊る場面とか、珍しい風習や、美味しそうに見えるお料理の数々が載っていて、何度見てもワクワクしていました。
その百科事典の持ち主は祖母でした。私を曾孫として溺愛してくれた曾祖母が晩年寝たきりだったため、どこにも外出できず、「外国旅行に行ったつもり」になれる、そういう百科事典を揃えていたのです。私が「子供らしく」外で遊ばずに縁側(昔のお家には必ずありましたね)にちょこなんと座り込み百科事典を広げていると、祖母が「どれ、今日はどこかしらね?」と声をかけてくれます。
祖母は以前記事にも書きましたが、当時はハイカラな教育をポン女で受けてクラスメートもそれはそれはユニークな女子ばかりでしたので、多感な時期に色々な話を聞いていました。祖母は人間には色々な人々がいるということ、言葉もたくさんあるということ、そして世界にはたくさん国があることなどを教えてくれました。その当時祖母自身が旅行に出かけたということではなくて、学校や本から得た知識を惜しみなく私に話して聞かせてくれたのでした。
私が毎回眺めたのはインドのサリーを着た女性達で、なんとも「外国を感じる」、想像をかきたてる存在でした。地球儀も祖父が自由に使わせてくれましたから、「インド」と書いてある所を何回確かめたでしょう。地球儀で「日本」から「インド」までずいぶん遠くて、大きさも違うんだなぁと、どんな国なんだろうといつも想像していました。
他の国々も百科事典と地球儀で何度でも見て一人で納得したり、近くにいる大人をつかまえて「この国はどんな所?」と質問責めにしていました。叔父はラテン音楽愛好家でしたので、いつの間にかメキシコとかブラジルまで連れて行かれてましたし、大叔母はフランスが大好き、アテネフランセでフランス語を習得し、大学は英米科で進駐軍の奥様方の通訳をしたこともあったので、アメリカにも連れて行かれました。(地球儀世界一周ですね)そしてまた百科事典に戻って眺めるという感じでした。残念ながら、まだハワイには出会っていなかった頃です。
☆大人になって再び「インド」に出会う
さて、さんざん本を読んで、本屋さんや図書館が大好き、でも普通にオシャレとか音楽にも興味いっぱいの大人(食い意地も張った)になった私ですが、大学時代は勉強に追われ、しばらく読書から離れていた時期もあります。でもやっぱり本は大好き、ある時、突然「あのインド」に出会うことになりました。
結婚して子育て中の私に、実家の父が「この本、絶対に面白いから読んでごらん」と渡されたのが、今回ご紹介する一冊です。
「インドでわしも考えた」
椎名誠著
山本皓一写真
幼い頃、サリー姿に遠く思いを馳せていたインドの旅行記ということで、とにかく父が「傑作なんだよ、絶対に気に入るはずだよ」と言うので、期待して読み始めました。
要するに椎名誠氏の「インドにはヨガの行者で空を飛べる人がいるらしいから、行って確かめてみよう」という突撃型旅行記です。もちろんカメラマンや出版社の方や現地ガイドさんがついていますから、完全なバックパッカーではありません。ですが、いわゆる星☆がいくつもついたマハラジャのお城みたいなホテルに泊まる訳ではなく、とにかくインドに行って現地に飛び込んで行く、旅のスタイルが楽しいんです。私にはできない、旅…f^_^;想像していたインドど同じだったり、違っていたり…
「国際井戸端会議」を目指す私としては、面白いやりとりが満載の一冊なんです♪現地の人々はガイドさん達を含めて、「とにかくインド、なんでもあり」な個性的な方々ばかりですし、いわゆる観光案内の本とは全く違います。また、単行本の出版からすでに30年くらい経っていますから、これからインドに旅行される方々の実践的なガイドブックにはならない可能性はあります。
けれども、インドというお国にはなかなか訪れる機会はありませんよね?カレーやナンなど、実際にインドの方々が日本でたくさんレストランも出されていて、いわゆる「本格派らしいインド料理」も身近になってきた感じですし、テレビ番組でもインドはたくさん紹介されています。でも不思議がいっぱいのお国であることも間違いないです。簡単に訪問する機会がないからこそ、テレビで観てもいいんですが、こういう旅エッセイで未知の気になる国の断片的でも側面でも知るということは心踊るひとときです。
以前記事に~アームチェアー・トラベラー~を書かせていただきましたが、この椎名誠氏の「インドでわしも考えた」は私のアームチェアートラベラーの出発点とも言えるエポックメイキングな一冊です♪えっ(・◇・)?「空飛べるの?」答えは本書内でのお楽しみです(^w^)
椎名誠氏は世界中を旅して旅エッセイをたくさん出されています。どの本もそれぞれ大変面白いので、またご紹介しますが、私はこの「インドでわしも考えた」が最高傑作だと思っています♪
これから少しずつ大好きな作家さん達のお勧めの本をご紹介する機会を持ちたいと思っています。
☆気分はエスニック♪
インド料理ではありませんが、得意のなんちゃって料理を今回もご紹介させていただきますね!(b^ー°)
♪アジアン焼きそば(なんちゃってインドネシアのミーゴレン)
何年か前にホテルの~インドネシアフェア~で初めて食べたのが、このアジアン焼きそばです。それまでは焼きそばと言えば、ソース焼きそばのみ、いえ厳密な言えば父は中華風のあんかけのパリパリそばが得意料理だったので、このインドネシア焼きそばは意外なお味でした。中身は肉、海老、野菜をナンプラーやお醤油などで味付けして仕上げにコリアンダー(香菜、パクチー)がどっさりかかっています。やみつきになるお味、早速我が家でも再現、試行錯誤の末に定番メニューになりました。
*作り方
ニンニク、豚肉を胡麻油で炒めます。ニンジンは短冊切り、カラーパプリカ、ニンニクの芽、キャベツ荒い千切り、海老をどんどん炒めて、コショウ、ナンプラー、お醤油、オイスターソースでお味を整えます。焼きそば麺(細めがGood)をいれたら、仕上げにナッツの荒みじんをいれて盛り付けます。仕上げに長ネギの白髪ネギと、コリアンダーをたくさん乗せます。お好みで「食べるラー油」(我が家は桃屋派)や、タバスコハラペーニョソースなどを振りかけて下さいね!(b^ー°)
今回はここまでです。突然インドのお話ですみませんでした。「本」で軽く国境を越えてみて楽しかった経験を書かせていただきました。最後まで読んで下さって有り難うございましたm(_ _)m読者の皆様に感謝しますm(_ _)m
MAHALO!