国境なき母さん放浪記~「国際井戸端会議in Hawaii」をめざす旅~-2006_03243月のParis0038.jpg

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ALOHA!Bonjour!


さあ、いよいよ家族全員期待のルーブル美術館に突撃します。ルーブル美術館専用のマップも用意しましたが、正直広すぎて、あまり役に立たないかも…f^_^;が、しかし我が家にはパリ最強のガイドのSさんがついていますっ。予め観たい(観賞する、だからこちら)絵画や彫刻、テーマなどを一人ずつ希望を聞いて下さり、Sさんの頭ん中のスーパーコンピュータが一気に最短ルートを検索しているようです。パリの街中を今日もスイスイ~ぼーっとパリの街並みを眺めていたら、すぐに到着。ルーブル美術館は、美術館になる前は~非常に微妙な人達が住み着いていた廃虚の元宮殿だったらしいです(多分)。それをフランスが散々世界中から集めてきた絵画や歴史的遺産や彫刻などを展示するようになったということのようです。立派なルーブル美術館の前にアンティークという文字の建物があり、とても惹かれましたので、後ほど立ち寄ることにしました。当時はもうフランスはユーロに切り替わっていて大人8.5ユーロでした。展示の質、量からしたら、妥当かもしれません。さてガイドのSさん、早速ガイドのパスを発揮して人が少ないなんだか小さな入り口に誘導
してくれました。セキュリティチェックを受け、そのまま館内へ。

☆モナリザ「マダムジョコンダ」に対面する

Sさん、早足でずんずん進んで行きます。広々とした広間、明るい場所に出ました…彫刻がたくさんあります♪ああっ、こんな所にミロのヴィーナスが!美術の教科書の小さな写真とは違って、本当に存在感がありました…わぁ…♪すごいなぁ…♪次々と古代ギリシャの有名な彫刻が…あ、Nikeです(^_^)vあのナイキのモチーフです♪ネーミングセンスに感心しながら、階段を昇ります。そこからの回廊はもうSさんに、はぐれないよう必死に追いかけます。だんだん人が多くなってきました。「さぁ、この中ですよっ!混んでますからスリいますから、バックパックを持っていらしたら前に持って押さえて下さいね!写真禁止ですよ」ものすごい人の数…(>_<)少しずつ前に行きます、あ、見えました。マダムジョコンダはこの日も世界中の観光客に向かって、静かに微笑んでいました…いや、本当に微笑んでいるのかしら?30年前に母に感想を聞いたら「そうねぇ…意外と小さな絵でね、まぁ想像してた通りだったわよ。他にも素晴らしい絵画はいっぱいあるのにね。」というものでした。私はイタリアのルネッサンスの頃の絵画も彫刻も好きなので、ダ・ヴィ
ンチの色つかいとか、微妙な構図とか…背景があの頃の絵画は特徴的…う~ん、この絵がイタリアにないのはなぜなんでしょう…なんて一瞬ボンヤリしてたらジョコンダの周りにいた警備員が、ノーフォトっ(-"-;)って携帯の写メールの観光客を注意していました(-_-#)写真ダメって言われてるのに。アジアンでしたが日本人でないことを祈りました。

さぁSさん、ルーブル美術館をスイスイと泳ぐように、また時々有名な絵画とかお部屋の装飾とか、天井の絵画とか全部スラスラ~と説明してくれました。中には見たことある絵画もありますが、なにしろ絵画がこれでもか、これでもかと途切れません…(ToT)日展をご覧になった方ならおわかりになると思いますが、もう絵と素晴らしいお部屋(日展は地味ですが)と人々の洪水なんです…f^_^;頭がクラクラしてきました。

「エジプトに着きましたよ。ほら、ミイラ~」ひぇ~~、長男があの古代史あたりが好きだったんだぁ…(ToT)たくさんありすぎ…(>_<)夜泣きしそうです。さらに下に降ります。「あ、ハンムラビ法典だっ」お兄ちゃん、張り切って写真撮っています♪まぁ…それにしても、よくまぁ、これだけ収集しましたねぇ…(^-^;)だってフランス以外のお国の歴史的遺産もてんこ盛りなんです。これ、どうやって?「戦争で持ってきたんでしょ、返せとか言われてるものもあるらしいですょ」あぁ…(^。^;)やっぱり。

絵画をご覧になるなら、カリー翼の建物が良かったです♪
しかし、ルーブル美術館はとにかくとんでもなく広く、じっくり一点ずつ観賞すると丸々1週間はかかるでしょうとのことでした…それに全部観たとして、ちゃんと覚えていられるかどうか…f^_^;
4時間くらい、歩いて歩いて、たまに最強ガイドのSさんでさえ「あ、間違えましたっ、こちらでした」なんてこともあり…(^。^;)だんだん疲れてきました。あ…♪いい香り♪コーヒーの香りだわ~美術館の中のカフェの前に出ていました。Sさん、すかさず「ここのコーヒーはあんまり美味しくありませんよ、お疲れでしょう?今日はこれくらいに。」ということで30年間思い続けたルーブル美術館を後にしたのでした。


☆アンティークショップを覗いて楽しむ


運転手のアンジェルさんを待つ間、ルーブル美術館前のアンティークとあった建物に入ります。今でも表参道にハナエ・モリのビルってありますか?昔そのビルの地下にアンティークショップのお店がたくさんあって、眺めているだけで楽しかったです…♪そんなことを思い出しながら、アンティークショップを見ていきます。小さな食器やテーブルウェアのお店、家具やランプシェードのお店、色々なお店があって楽しいです♪買えませんし、お値段は確かめませんでしたが、Sさんによると、ここは何でも高いということらしいです。アンティークって、どなたが使ったか?とか気になりますが、素晴らしい燭台なんか見ると、思わず私は想像してしまいました…どんなお屋敷で、どんな家族がこれを使っていたんでしょう…

お店を覗きながら、また30年前に~母と二人、パリ在住の日本人女性にぜひとお願いして連れて行っていただいた場所が、蚤の市(クリニャンクール)です♪地下鉄に一等車両と二等車両があって窓口で~プルミエ、シルブプレ(うろ覚えです、すみません)と一等車両で地下鉄に乗って行きました。クリニャンクールはお店だけでなくて、露店もたくさんありました。今でもそうでしょうか。骨董通りのようなお店が集まった所に入って行きます…♪「さぁ、ここにはたくさんアンティークドールがありますよ~」私のお目当てはアンティークドール…♪ジュモーではありませんでしたが、お気に入りのお人形を見つけました!何もかも良かったのに一つだけ、金髪じゃない…(ToT)その時のガイドのKさん、フランス語で店主に何事かを~金髪のお人形さん用カツラが出てきました。白いレース編みのついたドレス、靴に靴下…♪ああ幸せ~他に何にもブランド品など買わなかったので、パリの思い出に母が買ってくれました♪他に手紙やペンやそういう細々とした物を入れる細かい彫刻の木の箱も。そうしてパリからもちろん手荷物で連れて帰ったアンティークドールはず
っと私と一緒です。木の箱にもフランス語で書きかけのカードが入ったまま、大事にしています。

「アンジェルがお迎えにきましたよ、僕たち、お腹すいたと言ってますから、行きましょう」そうですね。この日のお昼ご飯も後ほど~

今回はここまでです。ベルサイユ宮殿には次回ご案内します(初めてでしたが)。パリ今昔物語、もう少しお付き合い下さいませ。今日も最後まで読んで下さって有り難うございましたm(_ _)m読者の皆様に感謝しますm(_ _)m


MAHALO! Merci!